特許
J-GLOBAL ID:200903011672480261

ポリカーボネートの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-317427
公開番号(公開出願番号):特開平6-145336
出願日: 1978年10月19日
公開日(公表日): 1994年05月24日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ポリマー中間体として有用であり、さらに、各種の樹脂に対する可塑剤としても好適な末端にヒドロキシル基を含有する線状ポリカーボネートの製造方法を提供する。【構成】 アルキレンカーボネートを、環状脂肪族ジオールおよび脂肪族ジオールならびにポリオキシアルキレングリコールよりなる群から選ばれたヒドロキシ化合物と反応させ、その際、該ヒドロキシ化合物は、該アルキレンカーボネートとのエステル交換反応で生成する副生成物より高沸点であって、しかもその沸点の差が4.9°Cより大きく、該ヒドロキシ化合物とアルキレンカーボネートを10:1ないし1:10のモル比で混和し、反応混合物から副生成物のグリコールを留去しながら低分子量ポリカーボネートを生成させ、次いで未反応のヒドロキシ化合物とアルキレンカーボネートを除去した後、100〜300°Cの温度で高分子量ポリカーボネートを形成する。
請求項(抜粋):
末端ヒドロキシル基を含有する線状ポリカーボネートの製造方法であって:5〜7員環からなるアルキレンカーボネートを、炭素数4〜40の環状脂肪族ジオールおよび脂肪族ジオールならびに炭素数2〜4のアルコキシ基を1分子当り2〜20個含有するポリオキシアルキレングリコールよりなる群から選ばれたヒドロキシ化合物と反応させ、その際、該ヒドロキシ化合物は、該アルキレンカーボネートとのエステル交換反応で生成する副生成物より高沸点であって、しかもその沸点の差が4.9°Cより大きく、該ヒドロキシ化合物とアルキレンカーボネートとは10:1ないし1:10のモル比で混合和し、該反応は100〜300°Cの温度および0.1〜300mmHgの圧力において第1段階と第2段階に分けて実施され、第1段階では反応混合物から副生成物のグリコールを留去しながら分子鎖長が2〜10単位の低分子量ポリカーボネートを生成させ、次いで未反応のヒドロキシ化合物とアルキレンカーボネートを除去した後、100〜300°Cの温度で生成したグリコールをすべて留去することによって低分子量ポリカーボネートを縮合させて、高分子量ポリカーボネートを形成することからなる第2段階を開始することを特徴とする上記方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭55-056124

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