ワンウェイクラッチ

発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：井上義雄
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-012038
公開番号（公開出願番号）：特開平11-141574
出願日： 1998年01月06日
公開日（公表日）： 1999年05月25日
要約：

【要約】【課題】トルク伝達部材のドラグを少なくしたワンウェイクラッチを提供する。【解決手段】保持器(4)の両側板(41,42)を接続している柱(46,47,48)の所定のものにトルク伝達部材付勢用部材(6)毎に付勢部材を固定するための径方向突出部(46a,46b;47a,47b)が少なくとも2つずつ設けられており、該径方向突出部の一つ(46a;47a)に巻きかけられ、他の一つ(46b;47b)に位置固定されるクリップ部(63)と該径方向突出部の前記一つに係合している付勢調節用の舌状部(66)とを有している。トルク伝達部材(5)を保持する付勢部材先端部と保持器の柱はトルク伝達部材(5)を抱き込むような形状となっている。

請求項（抜粋）：

内側部材と、該内側部材と同中心であり、内周にカム面を所定数有する外輪と、該内側部材と外輪との間に配置され、外輪カム面のトルク伝達位置とトルク非伝達位置との間に変位するトルク伝達部材と、所定トルクがかかるまでは該トルク伝達部材を前記トルク伝達位置に付勢している付勢部材と、該トルク伝達部材および該付勢部材とを保持する保持器とから成り、前記外輪には内周側所定箇所に軸方向に延びる溝が形成されており、該溝に対応して、前記保持器に設けられた孔を通して該溝内に嵌め込まれ、該保持器を周方向に位置決めするように構成されたブロックベアリングとから成り、前記保持器は第1環状側部と第2環状側部と、該第1環状側部と該第2環状側部とを軸方向に接続する柱部とを有し、該柱部は前記第1および第2環状側部と共に前記外輪の前記溝に対応して前記ブロックベアリング取付用の前記孔を画成しており、前記保持器は前記第1および第2環状側部と前記柱とで前記トルク伝達部材および前記付勢部材とを保持するための第2の孔を画成している、ワンウェイクラッチにおいて、前記保持器の前記柱の所定のものには、前記付勢部材を支持するための径方向突出部が前記付勢部材毎に周方向に少なくとも2つずつ形成されており、前記径方向突出部は周方向に傾斜して形成されており、前記付勢部材は前記径方向突出部の1つに巻きかけられて該突出部を挟み込み折り返されて他の一つに位置固定されるクリップ部と前記径方向突出部の前記一つに係合して付勢を調節する舌状部とを有していることを特徴とするワンウェイクラッチ。

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