特許
J-GLOBAL ID:200903011720027639

動きベクトル検出装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉浦 正知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-248814
公開番号(公開出願番号):特開平7-087495
出願日: 1993年09月09日
公開日(公表日): 1995年03月31日
要約:
【要約】【目的】 ブロックマッチング法により動きベクトルを検出する時に、演算量を低減することができ、また、誤検出のおそれを防止することができる。【構成】 現フレームの4×4画素のブロック毎に定常成分が回路7aにより抽出され、過渡成分が回路8aにより抽出される。参照フレームのデータについても、定常成分および過渡成分が抽出される。第3階層では、これらの定常成分および過渡成分の差分がそれぞれ検出され、差分の絶対値を加重平均した評価値に基づいて動きベクトルが検出される。第2階層では、2×2画素毎に定常および過渡成分が検出される。現フレームと参照フレームの小ブロックについて検出された各成分の差分に基づいて動きベクトルが検出される。この第2階層の探索範囲は、第3階層で求められた動きベクトルにより移動された原点周辺である。さらに、第2階層で求められた動きベクトルにより移動された原点周辺で画素値の差分の絶対値和に基づいて最終的な動きベクトルが検出される。
請求項(抜粋):
第1の画像データを分割してなる第1の基準ブロックからなるデータを取り出すための手段と、上記第1の基準ブロックに比して検出される動きベクトルの分解能がより粗い第2の基準ブロックからなるデータを取り出し、上記第2の基準ブロック内の上記第1の画像データの定常成分を示す第1の定常成分特徴量と過渡成分を示す第1の過渡成分特徴量を抽出するための手段と、第2の画像データを分割してなる第1の検査ブロックからなるデータを取り出すための手段と、上記第1の基準ブロックの画素データと上記第1の検査ブロックの画素データとを比較し、比較結果から上記第1の基準ブロックと上記第1の検査ブロックの合致度を示す第1の評価値を生成するための手段と、上記第1の検査ブロックに比して検出される動きベクトルの分解能がより粗い第2の検査ブロックからなるデータを取り出し、上記第2の検査ブロック内の上記第2の画像データの定常成分を示す第2の定常成分特徴量と過渡成分を示す第2の過渡成分特徴量を抽出するための手段と、上記第1および第2の定常成分特徴量の比較結果と上記第1および第2の過渡成分特徴量の比較結果とから、上記第2の基準ブロックと上記第2の検査ブロックの合致度を示す第2の評価値を生成するための手段と、所定の探索範囲内で上記第2の検査ブロックを移動することで生成された上記第2の評価値に基づいて、上記第2の基準ブロックと最も合致する上記第2の検査ブロックの位置を検出するための手段と、上記検出された第2の検査ブロックの位置の近傍で、上記第1の検査ブロックを移動することで生成された上記第1の評価値に基づいて、上記第1の基準ブロックと最も合致する上記第1の検査ブロックの位置と対応する動きベクトルを検出するための手段とを有することを特徴とする動きベクトル検出装置。
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特表平5-501188
  • 特開平4-324782

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