特許
J-GLOBAL ID:200903011742628369

量子化ビット数割当方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-165177
公開番号(公開出願番号):特開平6-006313
出願日: 1992年06月24日
公開日(公表日): 1994年01月14日
要約:
【要約】【目的】オーディオ信号の高能率符号化処理において、量子化ビット数割当処理の処理時間を短縮する。【構成】ステップ1〜3で複数の帯域信号Biの中からSMRmaxを与える帯域信号Bmaxを選択し、割当可能な最大量子化ビット数Nmaxを割当て、最大量子化ビット数NmaxのSNRからSMRmaxを減算してNMRmaxを算出する。ステップ4〜6で帯域信号Bmax以外の全帯域信号Biに与える量子化ビット数を0から順次増加しその都度NMRを算出し、NMRmax超過時の量子化ビット数Nicを仮割当しその合計値SNを算出し、割当可能量子化ビット数合計値LN以上かどうかを判定する。ステップS7,8で、超過量子化ビット数の合計値ONを求め、帯域信号Biの数で割算し、商Uの整数部分を仮割当量子化ビット数Nicから減算し割当量子化ビット数Niを求める。
請求項(抜粋):
オーディオ入力信号を複数の周波数帯域に分割し生成したそれぞれの前記周波数帯域のオーディオ信号である第一および第二の帯域信号の中から前記周波数帯域毎に予め定めたオーディオ信号のレベルであるマスクレベルに対する最大信号レベルの比であるSMRが最大となる前記第一の帯域信号を選択する第1のステップと、前記第一の帯域信号に1つの前記第一または第二の帯域信号のそれぞれに割当可能な最大量子化ビット数である第一の量子化ビット数を割当てる第2のステップと、前記第一の帯域信号のレベル対ノイズレベル比(SNR)である第一のSNRから前記SMRを減算し基準のマスクレベル対ノイズレベル比(以下MNR)である第一のMNRを算出する第3のステップと、前記第二の帯域信号に与える量子化ビット数を0から順次増加しその都度前記第二の帯域信号のMNRである第二のMNRを算出し前記第二のMNRが前記第一のMNRを越えたときの前記量子化ビット数である第二の量子化ビット数を割当てる第4のステップと、前記第一および第二の量子化ビット数の合計である量子化ビット数合計値を算出する第5のステップと、前記量子化ビット数合計値を予め定めた割当可能なビット数の総数である割当可能総ビット数とを比較する第6のステップと、前記比較結果前記量子化ビット数合計値が前記割当可能総ビット数を越えていた場合に前記量子化ビット数合計値から前記割当可能総ビット数を減算した減算値を算出し、前記減算値を前記複数の周波数帯域の総数から前記第二の量子化ビット数として0を割当てた前記第二の帯域信号の数を減算した数で除算する第7のステップと、前記除算の商の整数部分を前記第一および第二の量子化ビット数から減算してそれぞれ第三および第四の量子化ビット数を算出する第8のステップとを含むことを特徴とする量子化ビット数割当方法。

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