特許
J-GLOBAL ID:200903011749851144

車両の操舵装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-259260
公開番号(公開出願番号):特開平6-107205
出願日: 1992年09月29日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 後輪転舵制御用に2つの車輪速度センサを用い、両センサの検出速度の差が所定値以上になったときにはフェイル判定を行う車両の操舵装置において、車両が急旋回したときであっても、不用意なフェイル判定による予期しない車両挙動が生じるのを防止する。【構成】 通常時は、車輪速度V1 およびV2 の差の絶対値|V1 -V2 |がdV0 以上になったときにフェイル判定を行う(S6,S7)が、車両急旋回時には車両のヨーレートψ′が非常に大きくなることに鑑み、ヨーレートψ′が所定値ψ′0 以上になったときには、フェイル判定の基準を上記dV0 からこれより大きい値dV1 に緩和し(S4,S5,S3,S8,S9)、これにより不用意なフェイル判定がなされるのを防止する。上記基準緩和は、車両が略直進走行状態に戻るまで、すなわち前輪舵角θF が所定値θF 以下でかつ前輪舵角変化率θ′F が所定値θ′F 以下になるまで行う(S10,S11)。
請求項(抜粋):
少なくとも1つが車輪速度を検出する車輪速度センサからなる2つの車速センサと、これら両車速センサの少なくとも一方により検出された車速をパラメータとして、前輪の転舵に応じて後輪を転舵する転舵制御手段と、前記両車速センサにより検出された車速の差が所定値以上になったとき前記転舵制御手段による後輪転舵制御を停止させるためのフェイル判定を行うフェイル判定手段と、を備えた車両の操舵装置において、車両のヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、このヨーレート検出手段により検出されたヨーレートが所定値以上になったとき、前記フェイル判定手段によるフェイル判定の基準をフェイル判定が行われにくい側に緩和するフェイル判定基準緩和手段と、を備えてなることを特徴とする車両の操舵装置。
IPC (6件):
B62D 6/00 ,  B62D 7/14 ,  B62D105:00 ,  B62D113:00 ,  B62D117:00 ,  B62D137:00

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