特許
J-GLOBAL ID:200903011760109050

ろう付け方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 奥山 尚男 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-199961
公開番号(公開出願番号):特開平10-034322
出願日: 1996年07月30日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 継手部の外径側の空隙部分にもろう材を充分に流動させて継手部の空隙の全域に亘って均等にろう材を流し込むことができると共に、ろう付け加熱保持時間の短縮ひいてはろう付け作業能率の向上を図り得るようなろう付け方法を提供する。【解決手段】 ケーシング5,複数の羽根6及び連結リング7を互いに組付けて成るワークSをろう材(例えば、第1〜第3のろう材金属リング15,16,17)と一緒に高周波誘導加熱してこのろう材を溶融させる際に、ワークSを回転させることにより溶融状態のろう材30に遠心力を付与し、この溶融状態のろう材を第1及び第2の継手部A,Bの空隙内においてワークSの内径側部分から外径側部分に向けて強制的に流動させることによって、第1及び第2の継手部A,Bの空隙の外径側部分M,Nにろう材30を均等に流し込む。
請求項(抜粋):
不活性ガス雰囲気或いは還元性ガス雰囲気、又は真空に保持された気密容器内に、自動変速機用トルクコンバータのポンプインペラー機構部を構成する椀状のケーシングを被ろう付け部材として収納配置し、ろう材を高周波誘導加熱により加熱溶融させることにより、前記ケーシングとこのケーシングの内面側円環状領域において等角度間隔をもって配置された複数の羽根との間の第1の継手部、及び、前記複数の羽根とこれらの羽根を互いに位置決めして連結する連結リングとの間の第2の継手部にそれぞれ流し込んでろう付けを行なう方法において、前記ケーシング,複数の羽根及び連結リングを互いに組付けて成るワークをろう材と一緒に高周波誘導加熱してこのろう材を溶融させる際に、前記ワークを回転させて溶融状態のろう材に遠心力を付与し、前記溶融状態のろう材を前記第1及び第2の継手部の空隙内において前記ワークの内径側部分から外径側部分に向けて強制的に流動させることによって、前記第1及び第2の継手部の空隙の外径側部分に前記ろう材を均等に流し込むようにしたことを特徴とするろう付け方法。
IPC (3件):
B23K 1/14 ,  B23K 1/00 330 ,  B23K 1/002
FI (3件):
B23K 1/14 A ,  B23K 1/00 330 N ,  B23K 1/002
引用特許:
審査官引用 (1件)

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