特許
J-GLOBAL ID:200903011763123844

加工シミュレーション方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 毅巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-305078
公開番号(公開出願番号):特開平7-160318
出願日: 1993年12月06日
公開日(公表日): 1995年06月23日
要約:
【要約】【目的】 複数の方向からの高速の加工シミュレーションを可能にした加工シミュレーション方法を提供する。【構成】 加工物2を複数の方向から加工する場合に、工具の方向(1a,1b,1c,1d,1e)それぞれに対応する、加工物の形状を加工物分割領域の高さで表現したデータを、記憶装置に格納する。そして、加工が行われる方向が選択されると、その方向に対応した加工物の高さのデータを選ぶ。その加工物の高さデータを工具分割領域の高さデータと比較する。そして、切削が行われると判断すれば、対応する領域の加工物の高さデータを工具の高さデータに置き換えることにより加工物の形状データを更新していく。その更新されたデータによって随時加工物を3次元表示していくことにより、選択された方向からの加工シミュレーションを行う。
請求項(抜粋):
グラフィック表示装置に加工状況を表示する加工シミュレーション方法において、複数の方向から加工するときの加工方向を設定し、各加工方向からみた加工物の形状を、工具軸に垂直な平面を構成する2つの直行軸方向に等間隔で分割した加工物分割領域における、加工物の高さデータで表現し、前記加工物の高さデータを、記憶装置の対応する領域に記憶し、加工を行う際に選択された指定加工方向に対応する加工プログラムを実行し、前記指定加工方向に対応する前記加工物の高さデータを選び、工具の形状を工具軸に垂直な平面を構成する2つの直行軸方向に等間隔で分割した工具分割領域における工具の高さデータで表現し、加工プログラムに従って工具が移動するときの移動前と移動後の領域の違いから、新たに加工する可能性のある加工予測領域を、前記工具分割領域単位で検出し、前記加工予測領域において、前記工具の高さデータと記憶された前記加工物の高さデータとを比較して、工具の高さが加工物の高さより低い場合には加工が行われると判断し、前記加工物の高さデータを前記工具の高さデータに置き換えて、前記記憶装置のデータを更新し、更新された前記記憶装置のデータによって、加工物の形状を前記グラフィック表示装置に表示させることを特徴とする加工シミュレーション方法。

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