特許
J-GLOBAL ID:200903011793791035

冷却材自然循環型原子炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-153786
公開番号(公開出願番号):特開2002-350583
出願日: 2001年05月23日
公開日(公表日): 2002年12月04日
要約:
【要約】【課題】炉心高さの大型化や、ポンプ等の強制循環設備を備えることなく冷却材の流量を増加させ、経済性の向上を図る。【解決手段】核分裂のエネルギーによって加熱された炉心1を冷却するとともに自身は加熱される冷却材2を、対流により炉心1側からその上方側へと上昇させ、炉心1の上方側に備えられた蒸気発生器3によって冷却材2の熱を奪い、熱が奪われた冷却材2を、対流により蒸気発生器3側から炉心1側へと下降させ、下降した冷却材2を再び炉心1の冷却に供させることによって、冷却材2を原子炉容器4内で自然循環させる冷却材自然循環型原子炉であって、原子炉容器4の内部を、加熱された冷却材2が沸騰しないように加圧するとともに、炉心1側の冷却材2にガス16を供給して気泡17を形成させ、炉心1側からその上方側へと上昇する冷却材2に気泡17を同伴させることによって冷却材2の上昇速度を高める。
請求項(抜粋):
内部に炉心を備えた原子炉容器内で、前記炉心で引き起こる核分裂のエネルギーによって加熱された前記炉心を冷却するとともに自身は加熱される冷却材を、対流により前記炉心側からその上方側へと上昇させ、前記炉心の上方側であって前記冷却材に液浸して備えられた熱交換器によって前記冷却材の熱を奪い、前記熱が奪われた冷却材を、対流により前記熱交換器側から前記炉心側へと下降させ、前記下降した冷却材を再び前記炉心の冷却に供させることによって、前記冷却材を前記原子炉容器内で自然循環させる冷却材自然循環型原子炉であって、前記原子炉容器の内部を、加熱された冷却材が沸騰しないように加圧するとともに、前記炉心側の冷却材にガスを供給して気泡を形成させ、前記炉心側からその上方側へと上昇する前記冷却材に前記気泡を同伴させることによって前記冷却材の上昇速度を高めるようにしたことを特徴とする冷却材自然循環型原子炉。

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