特許
J-GLOBAL ID:200903011810184407

車両用エンジンの排気消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-196507
公開番号(公開出願番号):特開平8-061040
出願日: 1994年08月22日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 車両用エンジンの排気消音装置において、エンジン低回転数,低負荷時における高い消音性能と、エンジン高回転,高負荷時におけるエンジン高出力性能とを両立しつつ、エンジン全回転数域に対して優れた過渡特性を得る。【構成】 自動二輪車用エンジンの消音装置4において、第3膨張室6cに底部10bが位置し第1膨張室6aに開放側端部10aが位置したパイプ10と、パイプ10における第1バッフルプレート8a近傍から底部10b近傍までの範囲に配列された多数の貫通孔10cと、パイプ10内に摺動自在に配設され貫通孔10cを開閉可能な移動弁12と、移動弁12を開放側端部10aに向けて付勢するスプリング14とを備えたリリーフバルブ16を有し、移動弁12は、エンジン低回転時には第1バッフルプレート8a近傍で保持され、エンジン高回転時には底部10b近傍で保持されるものである。
請求項(抜粋):
車両用エンジンのシリンダー部の排気口に上流側端部が接続された排気管の下流側端部に連結され、かつ、内部で排気の圧力変動を打ち消して排気音を吸音する車両用エンジンの排気消音装置であって、内部に複数の膨張室が隔壁によって形成されたものにおいて、一端が開放した有底筒形状を呈すると共に、前記隔壁に設けられた孔に固定され、かつ、該隔壁に対して下流側に位置する膨張室に底部が位置し上流側の膨張室に開放側端部が位置した本体筒と、前記本体筒の周壁における前記隔壁の近傍から前記底部の近傍までの範囲に配列された複数の貫通孔と、前記本体筒内に軸方向に沿って摺動自在に配設されて前記複数の貫通孔を開閉可能な移動弁と、該移動弁と前記底部との間に配設されると共に前記移動弁を前記本体筒の開放側端部に向けて付勢する弾性部材とを備えたリリーフバルブを有し、前記移動弁は、エンジン低回転,低負荷時には前記隔壁近傍で前記弾性部材により保持されると共に、前記上流側の膨張室の圧力の上昇に従って前記弾性部材の付勢力に抗して移動し、エンジン高回転,高負荷時には前記底部近傍で前記弾性部材で保持されるものであることを特徴とする車両用エンジンの排気消音装置。

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