特許
J-GLOBAL ID:200903011811072190

傾斜塔脚深礎基礎

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-314636
公開番号(公開出願番号):特開平9-125405
出願日: 1995年10月26日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 地中に主脚材1を直接傾斜埋設して定着した基礎体3と、地表部29で基礎体間を繋ぐ梁7とを連結したラーメン構造の基礎体3を地盤不攪乱工法により構築して、基礎体周辺地盤の支持力の向上と、掘削工事量の大幅な削減による基礎工事の簡素化および省力化による合理化を図る。【解決手段】 ボーリングによる各脚毎の地質調査結果を基に、オーガー34により主柱材2と同傾斜方向の地盤を鑿掘した斜孔内に、拡底板15、フランジ8、支圧板9等が取付いた主脚材1を挿入し、据付け調整後、モルタル17を充填して地盤に定着させた塔脚基礎体3と地表部29に構築された各基礎体3間を繋ぐ梁7とを連結することにより支持地盤の中に立脚した4本の塔脚基礎体3と地表部29に設置した4本の繋ぎ梁7とを連関させた四面ラーメン構造の傾斜塔脚型の深礎基礎。
請求項(抜粋):
地中に鉄塔(6)の主柱材(2)の転びと同じ傾斜角方向に鑿掘した斜孔(深さ10m以上)内に鋼管またはアングルの主脚材(1)〔以下、脚材という〕を建込み、据付け調整後、モルタルを孔内に充填し、傾斜した脚材(1)を地中に定着させてなる柱状(外径φ0.6〜1.0m)の塔脚部基礎体(3)〔以下、基礎体という〕であって、(a) 脚材据付箇所毎にボーリング・マシン(33)を設置し、脚材(1)の転びと同傾斜方向に最も深い支持層(25)(N値30以上)下約2m地点まで試掘し、地表より最終支持層(25)までの土質の種類、性質および地盤強度等について地質調査を行うとともに挿通したボーリング・ロッド(46)を留置する。(b) 脚材据付箇所毎にオーガー(34)を設置し、留置されたボーリング・ロッド(46)をガイド・ロッド(55)としたオーガー・スクリュー(35)により脚材建込用の斜孔を鑿掘すると同時に孔壁崩壊防止用ケーシング(16)を連続挿入打設する。(c) 支持層(25)が不崩壊性地盤の場合は、引揚げ支持力を確保するために孔底部を地山に掘込んで拡径する。(崩壊性地盤の場合は行わない)(d) 鑿掘完了後、ボーリング・ロッド(46)を撤去し、拡底板(15)、支圧板(9)フランジ(8)等が取付いた脚材(1)を斜設ケーシング(16)内に挿入して建込み、地上に設置した鉄柱やぐら(54)と支持棒(51)により脚材頂部を据付け固定する。(e) 斜設ケーシング(16)と脚材(1)間にモルタル(17)を充填すると同時にケーシング(16)を順次、引抜き撤去してモルタル(17)を孔壁土に密着させて斜孔内の脚材(1)を定着後、鋼管内に中詰めコンクリート(20)を充填してなる基礎体。(f) 基礎体(3)構築のため掘削した土砂は、全て基礎の安定土被りとして利用するため、敷外搬出せず、基礎体周辺の地表部(29)に盛土し、十分搗き固める。以上、(a)〜(f)の工程により構成される塔脚部が傾斜した深礎型の基礎体。
IPC (2件):
E02D 27/00 ,  E02D 5/38
FI (2件):
E02D 27/00 D ,  E02D 5/38

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