特許
J-GLOBAL ID:200903011822681120
一方向クラッチ
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-216385
公開番号(公開出願番号):特開平7-071490
出願日: 1993年08月31日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】 保持器を外輪に係合させるタイプの一方向クラッチにおいて、保持器の偏芯を防ぐことができ、かつ、保持器の加工時間を大幅に短縮できる一方向クラッチを提供する。【構成】 外側保持器11には、2つの連結Tバー19,19が、中心軸回りに約180°位相がずれた対向位置に設けられている。連結Tバー19は、2つのポケット12,12の箇所にある鍔部13の一部がプレス加工で切除されて形成され、かつ、径方向外側に僅かに曲折されて切除された部分が挟む鍔部13の端面が外輪の軌道面を押圧するようになされている。【効果】 Tバー19,19が外輪から受ける反力が相殺される。対向位置にある鍔部13の切除をプレス加工で一度でできる。
請求項(抜粋):
外輪と内輪との間に周方向に所定間隔をあけて配置されるスプラグと、円筒状を成す周面に周方向に沿って穿設されるポケットによって上記スプラグを上記所定間隔を保って保持する保持器と、上記スプラグを上記外輪と内輪とに対して噛み合い方向に付勢するスプリングを有する一方向クラッチであって、上記保持器は、側端部を半径方向外側に向かって所定量だけ折り曲げて形成された鍔部を有し、所定の2つのポケットの鍔部の一部がプレス加工で切除されてこの2つのポケットが開放されており、この開放された2つのポケットが挟む部分が径方向外側にプレス加工で所定寸法だけ折り曲げられて、中心から上記2つのポケットが挟む部分の鍔部の端面までの距離が上記外輪の軌道面の半径よりも大きくなされており、上記開放された2つのポケットから、中心軸回りに略180°位相がずれた対向位置にある鍔部の一部がプレス加工で切除されてさらに2つのポケットが開放されており、この開放された2つのポケットが挟む部分が径方向外側に所定寸法だけ折り曲げられて、中心から上記2つのポケットが挟む部分の鍔部の端面までの距離が上記外輪の軌道面の半径よりも大きくなされていることを特徴とする一方向クラッチ。
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