特許
J-GLOBAL ID:200903011833617696

多段階式シミュレーション方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 境 廣巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-027233
公開番号(公開出願番号):特開平10-207860
出願日: 1997年01月27日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 シミュレーションを複数プロセスで並列実行する際、各子プロセスのサイクルイベント処理における各サイクルで同期をとることで、回帰処理量を削減する。【解決手段】 工場への原料配分計画等のシミュレーションを、各工場に1対1に対応付けた子プロセス9 〜11で並行して行う。各子プロセス9 〜11は、サイクルイベント処理S2の各サイクルにおいて、工場へ輸送する原料を算定し、工場の在庫が足りない場合、各工場で共通な備蓄所から調達する。備蓄所に在庫がない場合、当該サイクルの失敗を制御プロセス8に通知する。制御プロセス8は、サイクルイベント処理S2の各サイクル終了毎に各子プロセス9 〜11をサスペンドし(S7)、回帰処理の要否を判定する(S8)。回帰処理が必要な場合、必要な子プロセスに対して回帰処理を指示する。回帰処理を指示された子プロセスは、当該サイクルを再実行し、工場間で原料を再配分する。
請求項(抜粋):
同種の活動を行う活動拠点が複数存在し、これら複数の活動拠点で必要となる資源を、複数の活動拠点で共通な資源プールから割り当て、資源プールから割り当てることができないときは他の活動拠点の余剰資源を利用することで、全体として1つの活動システムを構成するシステムをシミュレーション対象とし、シミュレーションの初期条件を発生する初期条件発生処理,初期条件を出発点として予め定められたサイクル毎のシミュレーション結果を求めるサイクルイベント処理,および各サイクル毎のシミュレーション結果を集計して出力する出力処理を行うプロセスを、各活動拠点毎に設け、これら複数のプロセスを並行して実行するようにした多段階式シミュレーション方法であって、各プロセスにおけるサイクルイベント処理の1サイクル終了毎に、全プロセスをサスペンドする第1の段階と、サスペンドしたプロセス中に他のプロセスから資源の調達を必要としたプロセスが存在するか否かを調べる第2の段階と、他のプロセスから資源の調達を必要としたプロセスが存在した場合に、資源の余っているプロセスからそのプロセスに対して資源を配分し、それらのプロセスで同サイクルの処理を再実行させる第3の段階と、他のプロセスから資源の調達を必要とするプロセスが存在しなかった場合に、全プロセスを再起動して次のサイクルの処理を開始させる第4の段階とを含むことを特徴とする多段階式シミュレーション方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-306302
  • 生産販売管理システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-337359   出願人:東レ株式会社

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