特許
J-GLOBAL ID:200903011864094110

成形加工性に優れ、塗装焼付け硬化性を有し、かつ塗装焼付け硬化性の変動の少ない自動車用合金化溶融亜鉛めっき高強度冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-071060
公開番号(公開出願番号):特開平7-278770
出願日: 1994年04月08日
公開日(公表日): 1995年10月24日
要約:
【要約】【目的】 優れた成形加工性および塗装高焼付け硬化特性を有し、かつ塗装焼付け硬化性の変動の少ない自動車用合金化溶融亜鉛めっき高強度冷延鋼板の製造方法を提供する。【構成】 極低C、N鋼に原子量比でCに対して特定のNbと、Nに対しほぼ等量のTiを添加し、さらにSi、Mn、Pを特定条件下で添加した鋼を、特定の熱延条件、冷延条件および特定の設備を有する連続溶融亜鉛めっきラインで処理する。適宜、B、または/かつCrを添加してもよい。【効果】 自動車用パネルに適した加工性と耐デント特性を具備し、かつ加工時のめっき層の剥離等の少ない合金化溶融亜鉛めっき高強度冷延鋼板を高生産性で製造することが可能とした。
請求項(抜粋):
C:0.0010〜0.0030%、N:0.0030%以下、Si:0.5%以下、Mn:0.3〜1.5%、P:0.03〜0.08%、S:0.03%以下、酸可溶Al:0.005〜0.07%、Nb:0.03%以下でかつNb/C(原子量比)の値を0.7〜1.3、Ti:24/14N(%)〜72/14N(%)を含有し、残部鉄および不可避的不純物からなる鋼をAr3 変態点以上の仕上終了温度で熱延し、熱延後2s以内に急冷を行い、650〜770°Cで巻取り、冷却後、酸洗し、続いて72〜92%の冷延率で冷間圧延したのち、無酸化炉を有する連続溶融亜鉛めっき設備にて、無酸化炉の燃焼空気比を0.85〜1.2に調整しながら、加熱し、還元炉で雰囲気の露点を調整しながら、800〜880°Cで20s以上焼鈍の後、3°C/s以上の冷却速度で冷却し、その後、440〜460°Cで溶融亜鉛めっきを施し、続いて500〜600°Cで合金化処理を行い、冷却後、続いてスキンパスを伸び率0.8〜1.5%で行なうことを特徴とする成形性に優れ、塗装焼付け硬化性を有し、かつ塗装焼付け性の変動の少ない自動車用合金化溶融亜鉛めっき高強度冷延鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C23C 2/02 ,  C21D 8/04 ,  C21D 9/48 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

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