特許
J-GLOBAL ID:200903011871635495

画質改善方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 宜喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-197331
公開番号(公開出願番号):特開平8-046966
出願日: 1994年07月29日
公開日(公表日): 1996年02月16日
要約:
【要約】【目的】 DCT符号化方式による符号化画像の輪郭近傍のモスキートノイズを低減すること。【構成】 符号化によって劣化を生じた劣化画像を2次微分回路35によってフィルタ処理し、その値の絶対値をとった画素値を生成する。この信号を度数分布算出器37に与え、2次微分画像の画素度数分布を求める。更にこの画素度数分布を2つの分布に分ける閾値を閾値算出器39で算出する。この閾値を用いて比較器40及びブロック化器42により輝度変化の大きなブロックと、輝度変化の小さなブロックに分離する。分離されたブロックのうち、連結した輪郭やテクスチャ輪郭を構成しないような2値化画像ブロックを歪みブロックとする。そして歪みブロックを平滑化する。
請求項(抜粋):
複数の画素データよりなる原画像に劣化を生じた劣化画像の輪郭近傍において、前記輪郭近傍の輝度の平坦部分に生じた画像歪みを改善する画質改善方法であって、前記劣化画像を所定の画素数からなるブロックに分割し、複数の劣化画像ブロックを得るブロック分割ステップと、前記ブロック分割ステップで得られた各劣化画像ブロックに対して、ブロック内の画素データのばらつきを算出するばらつき値算出ステップと、前記ばらつき値算出ステップで得られたばらつき値を階級値として、前記劣化画像ブロックのばらつき値の度数分布を単位画面について算出する度数分布算出ステップと、前記度数分布算出ステップで得られた度数分布を画像輪郭の強弱に応じて3分割するための2つの階級値である第1の閾値、及び前記第1の閾値よりも小さな閾値の第2の閾値を算出する閾値算出ステップと、前記閾値算出ステップで得られた第1の閾値を下限とする前記劣化画像ブロックを第1のブロックとして抽出する第1の抽出ステップと、前記閾値算出ステップで得られた第2の閾値を上限とする前記劣化画像ブロックを第2のブロックとして抽出する第2の抽出ステップと、前記第1の抽出ステップで得られた第1のブロックを所定の大きさに拡大し、拡大ブロックを算出する拡大ブロック算出ステップと、前記第2の抽出ステップで得られた第2のブロックのうち、前記拡大ブロック算出ステップで得られた拡大ブロックと領域が重なるブロックを歪みブロックとして判別する歪みブロック判別ステップと、前記歪みブロック判別ステップで得られた歪みブロック内の各画素を平滑化してノイズの削減された画像を得る平滑化ステップと、を具備することを特徴とする画質改善方法。
IPC (3件):
H04N 7/30 ,  H04N 1/41 ,  H04N 5/21

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