特許
J-GLOBAL ID:200903011888827339

摩擦車式無段変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-292670
公開番号(公開出願番号):特開平8-145139
出願日: 1994年11月28日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 摩擦車のオフセットをフィードバックしなくても、変速制御の安定を実現可能にし、この安定を安価に確保すると共に、制御精度を向上させる。【構成】 変速に際しパワーローラ3を上下方向にオフセット制御する回路10において、決定部11はスロットル開度TVOおよび車速VSPから目標入力回転数Ni * を求め、決定部12はNi * に対応した目標変速比i* を求め、決定部13はi* を達成するモータ6の回転角STEPFFを求める。検出部14は入力回転数Ni および車速VSPから求まる実変速比の変化速度Δiを求め、補正部15はこのΔiの上昇につれ変速比変化が抑制されるように、STEPFFを補正してモータ6に指令する。この補正により制御の安定が実現され、よってプリセスカム7がオフセットを弁5にフィードバックする必要がなくなる。
請求項(抜粋):
運転状態に応じ決定された目標変速比に対応する変速アクチュエータの操作により、入出力ディスク間で摩擦係合によって動力の受渡しを行う摩擦車を、摩擦車回転軸線が入出力ディスクの回転軸線と交差した中立位置からオフセットさせることで、摩擦車回転軸線と直行する首振り軸線周りにおける摩擦車の傾転を生起させて変速を行うようにした摩擦車式無段変速機において、前記目標変速比に対応したアクチュエータ操作量を演算するアクチュエータ操作量演算手段と、変速比の変化速度を検出する変速比変化速度検出手段と、これら手段からの信号に応答し、前記目標変速比に対応したアクチュエータ操作量を、変速比変化速度の上昇につれ変速比の変化が抑制されるよう補正して得られるアクチュエータ操作量を、前記変速アクチュエータに指令するアクチュエータ操作量補正手段とを具備することを特徴とする摩擦車式無段変速機の変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 15/38 ,  F16H 61/00 ,  F16H 59:42

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