特許
J-GLOBAL ID:200903011890913226

プロセス間通信方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 朝道
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-175740
公開番号(公開出願番号):特開平10-003394
出願日: 1996年06月14日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】イベント発生の旨の通知回数を減らして伝送効率の向上を図るとともに、イベント発生の旨の通知のためのパイプ通信が失敗した場合でもイベントデータ送信側において再送等の考慮を不要とし、仮にパイプが障害等により切断された場合でもイベント通信を継続可能とする。【解決手段】プロセス1内のイベント情報格納手段11は、共有メモリ4内のイベントデータ格納キュー5にイベントデータを格納し、カウンタ6を“1”だけ増加させる。ここで、イベント情報格納手段11は、カウンタ6が“0”から“1”に遷移する場合にのみイベント発生通知手段12を呼び出し、パイプ3を介してイベント発生の旨をプロセス2に通知する。これに対し、プロセス2内のイベント発生受信手段13はパイプ3を介してイベント発生の旨を受信するとイベント情報取得手段14を呼び出し、またタイマ制御手段15は一定間隔でイベント情報取得手段14を呼び出し、イベントデータ格納キュー5からカウンタ6分のイベントデータを取り出す。
請求項(抜粋):
計算機システムにおけるプロセス間通信方式において、イベント送信プロセスとイベント受信プロセスとをパイプで結合するとともに、前記イベント送信プロセスと前記イベント受信プロセスとの両方からアクセスできる共有メモリを備え、この共有メモリに、通信するイベントデータ(イベント情報)を格納するイベントデータ格納キューと、格納されてまだ取り出されていないイベントデータの個数を計上しておく滞留イベントカウンタと、を備え、前記イベント送信プロセスに、イベントデータの送信時に前記共有メモリ内の前記イベントデータ格納キューにイベントデータを格納し、前記滞留イベントカウンタを“1”だけ加算するイベント情報格納手段と、前記滞留イベントカウンタが“0”から“1”へ遷移する場合にだけ前記イベント情報格納手段から呼び出され、前記パイプを介してイベント発生の旨をイベント受信プロセスへ通知するイベント発生通信手段と、を備え、前記イベント受信プロセスに、前記パイプを介して非同期にイベント発生の旨を受信できるイベント発生受信手段と、このイベント発生受信手段からの指示により前記共有メモリ内の前記イベントデータ格納キューから前記滞留イベントカウンタ分のイベントデータを取り出し、前記滞留イベントカウンタを“0”にリセットするイベント情報取得手段と、を備えたことを特徴とするプロセス間通信方式。
IPC (2件):
G06F 9/46 340 ,  G06F 9/46
FI (2件):
G06F 9/46 340 C ,  G06F 9/46 340 B

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