特許
J-GLOBAL ID:200903011906057139

プロセッサ間データ通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-256155
公開番号(公開出願番号):特開平6-110845
出願日: 1992年09月25日
公開日(公表日): 1994年04月22日
要約:
【要約】【目的】 ノードをネットワークで接続したコンピュータ・システムにおいて、送信プロセスと受信プロセスの送受信バッファを主記憶常駐化して高速化をはかる場合に、送受信同期やオーバライトの問題を解消する。【構成】 受信側のデータ受信領域の物理アドレスを通信開始以前に送信側に通知する機能、受信側でのダブル・バッファリングによりデータ受信領域へのオーバライトを抑止する機能、隣接ノードとの部分同期を連鎖的に行なうことによって、全ノードの自動的な同期をとる機能、データ受信領域に識別子を付与し、該識別子を通信開始以前に送信側に通知し、該識別子を付加してデータを送信し、受信側で2つの識別子を比較し、不一致ならば受信ノードのプロセッサへ割り込みを発生させる機能を備える。【効果】 メモリー間コピーを無くした高速なノード間データ通信が実現できる。
請求項(抜粋):
それぞれ、プロセッサと、そのプロセッサで実行される、それぞれ仮想メモリ空間を使用するプログラムおよびそのプログラムで使用されるデータを保持する実メモリとを有する複数のノードと、それらを相互に接続するデータ転送ネットワークとを有する分散メモリ型計算機システムにおいて、該複数のノードの内の、データを受信するプロセス(データ受信プロセス)が使用する仮想メモリ空間内の仮想のデータ受信領域に対して、そのデータ受信プロセスを実行するノード(データ受信ノード)内の該実メモリ(データ受信側実メモリ)に常駐した実のデータ受信領域を割り当て、該複数のノードの内の、該データ受信プロセスにデータを送信するプロセス(データ送信プロセス)が使用する仮想メモリ空間内の仮想のデータ送信領域に対して、そのデータ送信プロセスを実行するノード(データ送信ノード)内の該実メモリ(データ送信側実メモリ)に常駐した実のデータ送信領域を割り当て、該送信ノード内に、その実のデータ受信領域のアドレスに関連する情報を記憶し、該データ送信プロセスにより、該仮想のデータ送信領域をアクセスし、もって、該データ受信プロセスに転送すべきデータを該実のデータ送信領域に書き込み、該記憶されたアドレスに関連する情報から定まる、該データ受信ノード内メモリの、そのデータの書き込みアドレスを指定するアドレス情報を、その書き込まれたデータとともに、該データ送信ノードから該データ受信ノードへ転送し、該データ受信ノードにより、該転送されたデータを、該データ受信側実メモリ内の、その転送されたアドレス情報が指定する位置に書き込み、該データ受信プロセスにより該仮想のデータ受信領域をアクセスし、もってその書き込まれたデータを読み出すプロセッサ間データ通信方法。
IPC (2件):
G06F 15/16 320 ,  G06F 13/00 355

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