特許
J-GLOBAL ID:200903011935405758

電気自動車の制動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-279077
公開番号(公開出願番号):特開平8-133063
出願日: 1994年11月14日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【目的】 油圧の伝達遅れによって生じるホイールシリンダ(W/C)側への油圧の過大又は過少な導入を防ぐ。【構成】 油圧制動トルクを制御するためのリニアバルブの出口に油圧センサを設ける。油圧の変化率を演算し(120)、油路の温度に応じて選択したマップを参照する。W/C圧がその無効圧に達した時点でのバルブ出口での油圧を推定する(122,124)。推定により得られたバルブ出口圧判定基準値と、検出した出口圧とを比較し、検出値が判定基準値以上となっている場合にはW/Cに無効圧相当の油圧が導入されたとみなす(126)。油圧検出箇所からW/Cまでの油路の粘性抵抗によって生じる油圧の伝達遅れはブレーキペダルの踏込み速度に依存しており、ブレーキペダルの踏込み速度は油圧変化率により検出できるため、油圧の伝達速度に伴うW/Cへの油圧の過大又は過少な導入を防止できる。
請求項(抜粋):
要求制動力を示す流体圧をその内部で発生させるマスタシリンダと、その内部の流体圧が所定の無効圧を越えている場合に当該流体圧に相当する流体圧制動力をブレーキホイールに作用させるホイールシリンダと、マスタシリンダからホイールシリンダへの制動用非圧縮性流体の導入を制御するバルブと、流体圧制動力を作用させるのに先立ちバルブに指令を与え、ホイールシリンダ内部の流体圧が上記無効圧に至るまでマスタシリンダからホイールシリンダへ制動用非圧縮性流体を導入させる手段と、を備え、電気自動車に搭載される制動装置において、ブレーキペダルの踏込み速度を直接又は間接的に検出する手段と、マスタシリンダからホイールシリンダに至る制動用非圧縮性流体の流路上の所定箇所における流体圧を検出する手段と、ホイールシリンダ内部の流体圧が上記無効圧に至った時点での上記所定箇所における流体圧を、踏込み速度の検出値に基づき推定する手段と、上記所定箇所における流体圧の検出値が推定値に至った場合にホイールシリンダ内部の流体圧が上記無効圧に至ったと見なす手段と、を備えることを特徴とする制動装置。
IPC (2件):
B60T 11/12 ,  B60L 7/24

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