特許
J-GLOBAL ID:200903011941352810

複数の転炉を用いる製鋼方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川和 高穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-369555
公開番号(公開出願番号):特開平11-193414
出願日: 1997年12月29日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 複数の転炉を用い脱燐精錬と脱炭精錬により能率よく行い、また、発生するスラグを最小にする製鋼方法を目的とする。【解決手段】 (a)一の転炉において溶銑のSiが0.3wt%以下の溶銑を装入して脱燐精錬し、終点の燐含有量([P]f wt%)が式[P]f wt%≦[P]k wt%-Δ1 -Δ2([P]k wt%: 粗鋼で要求されるP含有量(鋼の成分規格値)、Δ1:この溶銑を脱炭精錬する他の転炉における先行する脱炭精錬後の炉内に残留したスラグ量による燐の増加量(wt%)、Δ2:取鍋における復燐量(wt%))に従うように精錬し、(b)前記脱燐精錬された溶銑を他の転炉に装入し、実質的に造滓材を装入せず脱炭精錬を行い、(c)前記脱炭精錬された溶鋼と、当該脱炭精錬中に増加したスラグ量のみを必要に応じて前記他の転炉から出鋼し、又は排出する、複数の転炉を用いる製鋼方法。
請求項(抜粋):
下記の工程を備えたことを特徴とする複数の転炉を用いる製鋼方法。(a)一の転炉において溶銑の珪素(以下Siと記する)含有量が0.3wt%以下の溶銑を装入して脱燐精錬して終点の燐含有量([P]f wt%)が下式(1) に従うように精錬し、[P]f wt%≦[P]k wt%-Δ1 -Δ2 ---(1)ここで、[P]k wt%: 粗鋼で要求されているP含有量(鋼の成分規格値)Δ1:この溶銑を脱炭精錬する他の転炉における先行する脱炭精錬後の炉内に残留したスラグ量による燐の増加量(wt%)、Δ2:取鍋における復燐量(wt%)(b)前記脱燐精錬された溶銑を他の転炉に装入し、実質的に造滓材を装入せず脱炭精錬を行い、(c)前記脱炭精錬された溶鋼と、当該脱炭精錬中に増加したスラグ量のみを必要に応じて前記他の転炉から出鋼し、又は排出する。
IPC (2件):
C21C 5/28 ,  C21C 1/02 110
FI (2件):
C21C 5/28 Z ,  C21C 1/02 110
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-200715
  • 特開平2-200715

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