特許
J-GLOBAL ID:200903011979964703

エンジンの空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-208309
公開番号(公開出願番号):特開平5-044556
出願日: 1991年08月20日
公開日(公表日): 1993年02月23日
要約:
【要約】【目的】 後O2センサのヒーターに通電されておりかつ触媒温度が所定の温度範囲にないときは、後O2センサによる学習を禁止することにより、触媒劣化時にCOの転化率の悪化を防ぐ。【構成】 通電手段47が後O2センサ43に内蔵のヒーター46に通電すると、触媒コンバータの下流に設けられた後O2センサ43を加熱して活性化する。一方、判定手段49で触媒コンバータ温度が所定の温度範囲にあるかどうか、また判定手段50でヒーター46に通電されているかどうかが判定され、これらの判定結果にもとづきヒーター46に通電されておりかつ触媒コンバータ温度が所定の温度範囲にないと、禁止手段51が後O2センサ出力にもとづく学習値の更新を禁止する。
請求項(抜粋):
エンジンの負荷と回転数をそれぞれ検出するセンサと、これらの検出値に基づいて基本噴射量を算出する手段と、触媒コンバータ前の排気通路に介装され排気空燃比に応じた出力をする第1のセンサと、このセンサ出力と理論空燃比相当のスライスレベルとの比較により空燃比が理論空燃比を境にして反転したかどうかを判定する手段と、この判定結果に応じ空燃比が理論空燃比の近傍へと制御されるように空燃比フィードバック制御の基本制御定数を算出する手段と、運転条件に応じて区分けされた複数の小領域を持ち、各小領域に対応して制御定数の学習値を格納するメモリと、現在の運転条件が前記いずれの小領域に属するかを判定する手段と、現在の運転条件の属する小領域に格納されている学習値を前記メモリから読み出す手段と、この読み出された学習値で前記基本制御定数を修正した値に基づいて空燃比フィードバック補正量を算出する手段と、この空燃比フィードバック補正量で前記基本噴射量を補正して燃料噴射量を算出する手段と、この噴射量の燃料を吸気管に供給する装置と、前記触媒コンバータ後の排気通路に介装され排気空燃比に応じた出力をする第2のセンサと、このセンサ出力と前記スライスレベルとの比較により空燃比がリッチ,リーンのいずれの側にあるかを判定する手段と、この判定した時点における運転条件の属する小領域に対応して格納されている学習値を前記メモリから読み出し、この読み出された学習値を前記リッチ,リーンの判定結果に応じて更新する手段とを備えるエンジンの空燃比制御装置において、前記第2のセンサを加熱するためのヒーターと、このヒーターに通電する手段と、前記触媒コンバータ温度を検出するセンサと、この温度が所定の温度範囲にあるかどうかを判定する手段と、前記ヒーターに通電されているかどうかを判定する手段と、これらの判定結果にもとづきヒーターに通電されておりかつ触媒コンバータ温度が所定の温度範囲にないとき前記学習値の更新を禁止する手段とを設けたことを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
IPC (4件):
F02D 45/00 310 ,  F02D 41/14 310 ,  F02D 41/14 ,  F02D 45/00 340

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