特許
J-GLOBAL ID:200903011986354970

非線形制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 堀 進 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-124638
公開番号(公開出願番号):特開平6-314104
出願日: 1993年04月30日
公開日(公表日): 1994年11月08日
要約:
【要約】【目的】 制御モデルが未知の状況で非線形制御を行う制御装置において、分析用データにノイズが含まれている場合でも、データの拡張を有効に行うことができ、高精度で且つ信頼性の高い入出力の同定ができるようにする。【構成】 制御対象の入出力関係を示すデータを座標平面上に分布する複数個の点で表し、それらの点を結ぶ線を平滑化することによりノイズを除去した後、データの逆数や変化量その他必要な数量を付加することで拡張データを生成し、これを正規化してファジィ数量化II類の手法で分析し、結果として得られる特性分布を関数で近似するモデリングアルゴリズムを実行する構成と、制御対象から入力信号を取り込み、その逆数や変化量その他必要な数量を付加した拡張入力を生成し、前記モデリングアルゴリズムを実行して生成された関数を用いて前記拡張入力に対する出力を演算する制御アルゴリズムを実行する構成とを備える。
請求項(抜粋):
制御対象についての入出力関係を示すデータの収集を行うデータ収集手段と、前記データを座標平面上に分布する複数個の点で表わし、それらの点を結ぶ線を平滑化することにより前記データに含まれるノイズを除去し、前記データにその逆数や変化量その他必要な数量を付加することにより拡張データを入力し、該拡張データを正規化し、正規化されたデータをファジィ数量化II類の手法で分析し、分析の結果として得られる特性分布を関数で近似するモデリングアルゴリズムを記憶するモデリングアルゴリズム記憶部と、前記モデリングアルゴリズムを実行し、前記特性分布を近似する関数を生成する近似関数算出処理部と、前記制御対象から入力信号を取り込む信号入力部と、前記入力信号にその逆数や変化量その他必要な数量を付加した拡張入力を生成する信号拡張処理部と、前記近似関数算出処理部で生成された関数を用いて前記拡張入力に対する出力を算出する制御アルゴリズムを記憶する制御アルゴリズム記憶部と、前記制御アルゴリズムに従って前記拡張入力に対する出力値を演算する制御演算部と、前記制御演算部による演算の結果を制御信号として出力する信号出力部とを備えた非線形制御装置。

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