特許
J-GLOBAL ID:200903012004639670

廃棄発泡スチロール再生方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-301248
公開番号(公開出願番号):特開2002-069229
出願日: 2000年08月25日
公開日(公表日): 2002年03月08日
要約:
【要約】【目的】発泡スチロール廃材を処理再生する技術の目的は、小型プラントであって、低コストであり安全に高品質のポリスチロールを再生することにある。【構成】溶液タンク4内部で、発泡スチロール廃材1を有機溶剤3にて溶解して、スチロール溶液とする。スチロール溶液を第1次熱交換機8で以って低温加熱する。真空タンク9を減圧してその内部にスチロール溶液をフラッシュさせて、有機溶剤とスチロールポリマーとに分離する。スチロールポリマーを第2次熱交換機15で再度加熱する。第2次フラッシュタンク16内部は窒素ガスを充満させる。その内部で、スチロールポリマーをフラッシュさせて、スチロールポリマーに残存する有機溶剤を回収すると共に、100%スチロールポリマーを回収する。
請求項(抜粋):
発泡スチロール廃材を溶液タンクに投入するための運搬工程の必要ヶ所に、アースを設置して静電気を除去すると同時に、発泡スチロール廃材を湿度70%以上の環境中を通過させて、発泡スチロール廃材から静電気を除去する第1工程と、溶液タンク内の有機溶剤を60°C〜70°Cへ加温して、その中へ発泡スチロール廃材を投入し攪拌して、発泡スチロールの溶解を加速する。その際、溶解タンク内に発生する発泡スチロールの気泡ガス(主に空気)に窒素ガスを注入して、溶液タンク内の酸素濃度を下げ、同時に有機溶剤から発生する気化ガスを廃棄ファンで以って排出する。廃棄ファンは、コンデンサーに通している為に有機溶剤ガスはコンデンサーにより冷却液化して回収する第2工程と、スチロール溶液から濾過機で以って異物を除却した清浄溶液を、第1次ポリマーヒーター(熱交換器)にて170°C〜200°Cに加温したスチロール溶液を、減圧した真空タンク(第1次フラッシュタンク)内で、フラッシュさせてスチロール溶液中の有機溶剤を効率よく蒸発させて、コンデンサーにより冷却液化し回収して有機溶剤とスチロールポリマーに分離する第3工程と、第3工程によって分離したスチロールポリマーを第2次ポリマーヒーター(熱交換器)にて240°C〜280°Cに加温して、窒素ガス気流中の第2次フラッシュタンク内でフラッシュさせて、スチロールポリマー中に残存する有機溶剤を蒸発させる。有機溶剤ガスはコンデンサーによって冷却液化後、回収溶剤として再利用する。スチロールポリマーは、再生ポリスチロールとして、回収する第4工程からなることを特徴とする廃棄発泡スチロール再生方法。
IPC (2件):
C08J 11/08 ,  C08L 25:00
FI (2件):
C08J 11/08 ,  C08L 25:00
Fターム (13件):
4F301AA15 ,  4F301AB01 ,  4F301CA09 ,  4F301CA12 ,  4F301CA14 ,  4F301CA15 ,  4F301CA32 ,  4F301CA41 ,  4F301CA51 ,  4F301CA65 ,  4F301CA68 ,  4F301CA72 ,  4F301CA73

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