特許
J-GLOBAL ID:200903012006998015

トロイダル型無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-044416
公開番号(公開出願番号):特開平8-240251
出願日: 1995年03月03日
公開日(公表日): 1996年09月17日
要約:
【要約】【目的】 トラニオン6の内側面に施す切削加工の能率化を図り、このトラニオン6及びトラニオンを組み込んだトロイダル型無段変速機のコスト低減を図る。【構成】 変位軸7の支持軸部16を、トラニオン6に形成した円孔15の内側に、ラジアルニードル軸受18により支持する。上記円孔15の開口周縁部を含め、上記トラニオン6の内側面を平坦にする。この結果、外径の大きな工具によりこの内側面を加工できる様になって、切削加工の能率が向上する。又、スラストニードル軸受21を構成するレース25及び保持器26に形成した円形の通孔35、37を上記ラジアルニードル軸受外輪33の端部に係合させる。この係合により、これらレース25及び保持器26の位置決めを図る。
請求項(抜粋):
互いの内側面同士を対向させた状態で、互いに同心に、且つ回転自在に支持された第一、第二のディスクと、これら第一、第二のディスクの中心軸に対し捻れの位置にある枢軸を中心として揺動するトラニオンと、このトラニオンの中間部に上記枢軸と直交する方向に形成された円孔と、互いに平行で且つ偏心した支持軸部及び枢支軸部を有する変位軸と、このうちの支持軸部の外周面と上記円孔の内周面との間に設けられて上記変位軸を上記トラニオンに対して回転自在に支持するラジアルニードル軸受と、上記変位軸のうちで上記トラニオンの内側面から突出した上記枢支軸部の周囲に回転自在に支持された状態で、前記第一、第二の両ディスクの間に挟持されたパワーローラと、このパワーローラの外側面に添設して設けられ、このパワーローラに加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転を許容するスラスト玉軸受と、このスラスト玉軸受を構成するスラスト玉軸受外輪の外側面と上記トラニオンの内側面との間に設けられ、上記パワーローラから上記スラスト玉軸受外輪に加わるスラスト荷重を支承しつつ、上記枢支軸部及び上記スラスト玉軸受外輪が上記支持軸部を中心として揺動する事を許容するスラストニードル軸受とを備え、上記第一、第二のディスクの内側面はそれぞれ断面が円弧形の凹面であり、パワーローラの周面は球面状の凸面であり、この周面と上記両ディスクの内側面とが互いに当接しているトロイダル型無段変速機に於いて、上記トラニオンの内側面で上記スラストニードル軸受が設けられる部分は、上記円孔の開口周縁部を含めて平坦に形成されており、上記ラジアルニードル軸受は、上記円孔の内側に嵌合固定される円筒状でこの円孔の軸方向長さ寸法よりも大きな長さ寸法を有するラジアルニードル軸受外輪を含んで構成されており、上記スラストニードル軸受は、複数のニードルを転動自在に保持するポケット及び上記円孔の開口部に対向する円形の通孔を形成した保持器を含んで構成されており、上記ラジアルニードル軸受外輪の軸方向一端部が上記通孔の内側に挿入される事により、上記トラニオンに対する上記保持器の位置決めが図られている事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭59-164422

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