特許
J-GLOBAL ID:200903012010221742

プロペンのアクリル酸への触媒的気相酸化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-538319
公開番号(公開出願番号):特表2003-514788
出願日: 2000年10月31日
公開日(公表日): 2003年04月22日
要約:
【要約】本発明はプロペンの2段階の気相酸化を実施してアクリル酸を形成するための方法に関する。本発明の方法は多管束固定床反応器中で≧160Nlのプロペン/l・hのプロペン負荷量を有する反応ガス出発混合物をまず固定化触媒床1に導き、その際、これは2つの連続的な温度領域A、B中に配置されており、次いで固定化触媒床2に導き、その際、これを別の温度領域C又は2つの付加的な温度領域D、Eに入れる。温度領域Aを領域Bより低い温度に保持し、温度領域Dを領域Eの温度よりも低い温度に保持する。
請求項(抜粋):
プロペンをアクリル酸に触媒的気相酸化する方法であって、その際、プロペン、分子酸素及び少なくとも1種の不活性ガスを含有し、その際、分子酸素及びプロペンをモル比O2:C3H6≧1で含有する反応ガス出発混合物を、第1の反応段階において≧160Nlのプロペン/lの固定化触媒床1・hのプロペン負荷量を適用して、空間的に連続した2つの反応領域A、B中に配置されている固定化触媒床1上に導き、その際、反応領域Aの温度が300〜370°Cであり、かつ反応領域Bの温度が305〜380°Cであり、かつ同時に反応温度Aの温度より少なくとも5°C高く、その活性材料は少なくとも元素Mo、Fe及びBiを含有する少なくとも1種の複合金属酸化物であり、反応領域Aが40〜80モル%のプロペンの変換率にまで延在し、かつ固定化触媒床1を1回通過した場合にプロペン変換率が≧90モル%であって、更に関連するアクロレイン形成並びにアクリル酸副生成物形成の選択性が全体で≧90モル%であり、かつ更に分子酸素及びアクロレインをモル比O2:C3H4O≧0.5で含有する得られる生成物ガス混合物を、第2段階において単一の反応領域C又は2つの空間的に連続した反応領域D,E中に配置されている固定化触媒床2上に導き、その際反応領域Cの温度が230〜300°Cであり、反応領域Dの温度が230〜280°Cであり、反応領域Eの温度が250〜300°Cであり、同時に反応領域Dの温度より少なくとも5°C高く、その活性材料は少なくとも元素Mo及びVを含有する少なくとも1種の複合金属酸化物であり、反応領域Cもしくは反応領域D及びEを1回通過した場合にアクロレイン変換率が≧90モル%であり、全ての反応領域で生じるアクリル酸形成の選択性が変換されたプロペンに対して≧80モル%であり、反応ガス出発混合物が反応領域を通過する時間的な順序が反応領域のアルファベットの順番に相当する方法において、両者の反応段階、すなわち固定化触媒床1及び2並びに反応領域A、B及びCもしくはA、B、D及びEのいずれも単一の多接触管-管束反応器中に存在することを特徴とするプロペンをアクリル酸に触媒的気相酸化する方法。
IPC (3件):
C07C 51/215 ,  C07B 61/00 300 ,  C07C 57/05
FI (3件):
C07C 51/215 ,  C07B 61/00 300 ,  C07C 57/05
Fターム (26件):
4H006AA02 ,  4H006AC12 ,  4H006AC46 ,  4H006BA02 ,  4H006BA06 ,  4H006BA07 ,  4H006BA08 ,  4H006BA10 ,  4H006BA11 ,  4H006BA12 ,  4H006BA13 ,  4H006BA14 ,  4H006BA18 ,  4H006BA19 ,  4H006BA30 ,  4H006BA31 ,  4H006BA35 ,  4H006BB61 ,  4H006BC10 ,  4H006BC11 ,  4H006BC31 ,  4H006BC34 ,  4H006BC38 ,  4H006BE30 ,  4H039CA65 ,  4H039CC40

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