特許
J-GLOBAL ID:200903012022604280
内接噛合遊星歯車構造
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-026261
公開番号(公開出願番号):特開平5-340451
出願日: 1992年01月17日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【目的】 軸受孔等の加工及び外歯の加工を1回のセッティングで同時にできるようにして、各孔の相対位置精度を向上させる。【構成】 第1、第2の支持ブロック104、105と、外歯歯車118a 、118b とを、その軸方向位置を適当に並び変えたときに、偏心体軸軸受孔の径D1、D2と、偏心体軸受孔の径D3、D4とが一方向に向かって小さくなり、且つその並び方のまま同時に、キャリアピン保持孔の径D5、D6が前記と同じ方向に向かって小さくなるようにD1〜D6を設定し、更に中心孔D7〜D10も同じ方向に向って小さくなるように設定する。その上で、第1、第2支持ブロックの外径D12を、外歯歯車の外歯の谷径D11よりも小さく設定し、且つ、外歯歯車の歯数を外歯歯車の枚数の整数倍に設定すると共に、内歯歯車と外歯歯車との歯数差を外歯歯車の枚数の整数倍に設定する。
請求項(抜粋):
ケーシングと、該ケーシング内に先端が挿入された主回転軸と、該主回転軸の軸方向に間隔をおいて配置され、各々が軸受を介して前記ケーシングに回転自在に支持され、且つキャリア体を介して互いに連結・固定された第1の支持ブロック及び第2の支持ブロックと、前記主回転軸と同心の円周上に複数配置され、各々両端が前記第1、第2の支持ブロックに形成された偏心体軸軸受孔に偏心体軸軸受を介して回転自在に支持され、且つ前記主回転軸と連動して回転する偏心体軸と、該複数の各々の偏心体軸の軸方向略中央部に設けられた偏心体と、前記第1、第2の支持ブロック間に配置され、自身に形成された偏心体軸受孔が前記各偏心体に偏心体軸受を介して回転自在に嵌合されることにより主回転軸に対して偏心回転する複数枚の外歯歯車と、前記ケーシングに固定され前記外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、を備え、前記第1、第2の支持ブロック並びに外歯歯車の径方向の各中心には、それぞれ中心孔が形成された内接噛合遊星歯車構造において、前記キャリア体を、前記第1、第2の支持ブロックとは別体のキャリアピンで構成し、該キャリアピンを、前記第1、第2の支持ブロックに形成された各キャリアピン保持孔に貫通させることにより、第1、第2の支持ブロックを連結・固定し、前記偏心体軸軸受孔、偏心体軸受孔、キャリアピン保持孔、中心孔を全て貫通孔とし、これら孔のうち、第1、第2の支持ブロックの各偏心体軸軸受孔と外歯歯車の各偏心体軸受孔は各々同一円周上に同ピッチで配置すると共に、第1、第2の支持ブロックの各キャリアピン保持孔も各々同一円周上に同ピッチで配置し、前記第1、第2の支持ブロックと前記外歯歯車とを、その軸方向位置を適当に並び変えたときに、前記第1、第2の支持ブロックに形成された中心孔の径と前記外歯歯車に形成された中心孔の径とが一方向に向かって小さくなり(同径を含む)、又この並びのまま同時に前記第1、第2の支持ブロックに形成された偏心体軸軸受孔の径と前記外歯歯車に形成された偏心体軸受孔の径とが前記と同じ方向に向かって小さくなり(同径を含む)、更に同じくこの並びのまま同時に、前記第1、第2の支持ブロックに形成された各キャリアピン保持孔の径が前記と同じ方向に向かって小さくなる(同径を含む)という関係が成立するように、前記中心孔、偏心体軸軸受孔、偏心体軸受孔、キャリアピン保持孔の各径を設定し、前記第1、第2の支持ブロックの外径を前記外歯歯車の外歯の谷径よりも小さく設定し、前記外歯歯車の各々の歯数を該外歯歯車の枚数の整数倍に設定すると共に、前記内歯歯車と外歯歯車との歯数差を外歯歯車の枚数の整数倍に設定したことを特徴とする内接噛合遊星歯車構造。
引用特許:
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