特許
J-GLOBAL ID:200903012028565252
PLLを用いた変調器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-076014
公開番号(公開出願番号):特開平6-291653
出願日: 1993年04月02日
公開日(公表日): 1994年10月18日
要約:
【要約】【目的】 周波数切り替えを行う移動無線機等に用いる、PLL回路のVCO2に変調信号を入力し変調された信号を出力するPLLを用いた変調器に関し、電源オン時、周波数切り替え時、VCO2の出力が早く安定し且つ変調された信号に雑音が殆ど乗らないPLLを用いた変調器の提供を目的とする。【構成】 カットオフ周波数の低いループフィルタ6と、カットオフ周波数の高いループフィルタ7と、ループフィルタ6,7の出力を切り替える切替スイッチ9を設け、電源オン時、周波数切り替え時の、切替スイッチ9が実線状態でスイッチ11がオフ時、PD3より安定したとの信号が、制御部10に入力した時、制御部10は、スイッチ11をオンとして変調信号をVCO2に入力させ、ループフィルタ6の出力が安定したと思われる所定の時間経つと、切替スイッチ9を点線側とする構成とする。
請求項(抜粋):
基準周波数のN倍の周波数の信号を出力する基準発振器(1)の出力と、基準周波数のM倍又は(M+1)倍又は(M+2)倍又は(M+3)倍・・の周波数の信号を出力する電圧制御発振器(2)の出力とを、周波数切り替え信号が入力すると該電圧制御発振器(2)の入力側の分周器の分周比を基準周波数が出力するように変化し、位相差電圧を出力する位相検波器(3)に入力し、該位相検波器(3)の出力を、第1の増幅器(4)の出力にカットオフ周波数の低い第1のループフィルタ(6)が接続され、第2の増幅器(5)の出力にカットオフ周波数を変調信号の主成分の最低周波数程度とする該第1のループフィルタ(6)よりカットオフ周波数の高い第2のループフィルタ(7)が接続された、該第1,第2の増幅器(4,5)に入力し、該第1,第2のループフィルタ(6,7)の出力と、基準周波数のA倍の信号を除去するローパスフィルタ(8)の間には、該ローパスフィルタ(8)の入力側を共通接点とし、該第1,第2のループフィルタ(6,7)の夫々の出力を第2,第1の接点とする切替スイッチ(9)を設け、又該ローパスフィルタ(8)の出力は該電圧制御発振器(2)の入力に接続し、該電圧制御発振器(2)の出力は該位相検波器(3)に入力するようにし、初期状態では該切替スイッチ(9)を共通接点と第1の接点との接続状態とし、制御部(10)では、電源オンし該位相検波器(3)より出力が安定したとの信号が入力すると、スイッチ(11)をオンとし変調信号を該電圧制御発振器(2)に入力させ、該第1のループフィルタ(6)の出力が安定したと思われる所定の時間がたつと該切替スイッチ(9)の共通接点を第2の接点との接続状態に切り替え、周波数切り替え信号が入力すると、該切替スイッチ(9)の共通接点を第1の接点との接続状態とすると共に該スイッチ(11)をオフとし、該位相検波器(3)より出力が安定したとの信号が入力すると、該スイッチ(11)をオンとし変調信号を該電圧制御発振器(2)に入力させ、該第1のループフィルタ(6)の出力が安定したと思われる所定の時間がたつと該切替スイッチ(9)の共通接点を第2の接点との接続状態に切り替えるようにしたことを特徴とするPLLを用いた変調器。
IPC (2件):
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