特許
J-GLOBAL ID:200903012090245639

ランタノイドからアクチノイドの分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-216218
公開番号(公開出願番号):特開平5-212205
出願日: 1992年08月13日
公開日(公表日): 1993年08月24日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、プロパンジアミドを含有する有機溶媒中でアクチノイドを選択的に抽出することによってランタノイドからアクチノイドを分離する方法に関する。【構成】 本発明は、アクチノイド及びランタノイドを含有する硝酸水溶液に、チオシアネート、例えば、アンモニアチオシアネートを添加し、引き続いてこの溶液に、少なくとも一種のプロパンジアミド、例えば、2-テトラデシル-N,N′-ジメチル-N,N′-ジブチル-プロパンジアミドと、選択的にトリラウリルメチルアンモニウム(TMA)チオシアネート又は第四アンモニウムチオシアネートの混合物のような第四アンモニウム塩を含有する有機溶媒を接触させることから構成される。本発明を用いると、アクチノイド(Am)とランタノイド(Eu,Ce)に対する分配係数DM を大きくして、高いアクチノイド/ランタノイド分離因子を達成することが可能となる。
請求項(抜粋):
硝酸水溶液に存在するランタノイドからアクチノイドを分離する方法において、硝酸水溶液にチオシアネートを添加し、次いで、チオシアネートを含有する該水溶液に、式【化1】(式中、R1 とR2 は、同一でも異なってもよいが炭素原子1〜15個を有する直鎖状若しくは枝分れ状のアルキルラジカル、又は式-(CH2 )n -Z-(CH2 )m -O-R4のラジカルであって、式中、R4 は炭素原子1〜6個を有するアルキルラジカル、nが0ならばZは単結合という条件で、nは0〜6の整数、Zは単結合若しくは酸素原子、及びmは1〜6の整数であり、そしてR3 は水素原子、炭素原子1〜25個を有するアルキルラジカル、又は式-(CH2 )n -Z-(CH2 )m -O-R4のラジカルであって、式中、n、m、Z及びR4 は上記に示す意味を有する。)のプロパンジアミドを少なくとも1種含む、混合しにくい有機溶媒を接触させることからなる、有機溶媒中のアクチノイドを選択的に抽出するための方法。
IPC (3件):
B01D 11/04 ,  C22B 60/00 ,  G21F 9/06 581

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