特許
J-GLOBAL ID:200903012101944810

トンネル地山探査システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 浩一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-308383
公開番号(公開出願番号):特開平8-144682
出願日: 1994年11月18日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 トンネル掘削時、その作業を妨げることなく、より多くの要因を計測して、切羽前方の地山を定量的に、かつ精度よく評価し、また、弱層を把握することことができ、早期に地山の変化を察知し、迅速な対応を可能とし、作業の安全性及び経済性の向上を図る。【構成】 削岩機に各種のセンサを取り付け、トンネルの発破孔及びロックボルトのせん孔時に、せん孔速度などのデータを採取し、地山の硬さ及び弱層の位置、深さを把握・推定することにより、地山を探査するシステム。
請求項(抜粋):
油圧駆動のドリルビットにより、岩石の標準供試体をせん孔し、そのときのせん孔速度及び回転圧並びにフィード圧、打撃圧、及びビット摩耗度及びくり粉粒度を測定し、粒度の如何によっては前記測定値を破棄するくり粉粒度を決定する一方、前記標準供試体の岩種ごとに、そのせん孔速度及び回転圧に対するフィード圧、打撃圧の段階的差異及びビット摩耗度に相当する補正係数を実験的に定めたデータベースを作成し、地下空洞の掘進初期段階で測定した地山弾性波速度と、同一仕様の前記油圧駆動ドリルビットによるせん孔時の、せん孔速度及び回転圧並びにフィード圧、打撃圧及びビット摩耗度を測定し、また、くり粉粒度を確認し、そのせん孔速度及び回転圧に対して当該岩種と同クラスの岩種につき、さきに作成したデータベースに基づく前記各補正係数を用いて補正し、それぞれ標準せん孔速度及び標準回転圧を算出して、前記地山弾性波速度と前記標準せん孔速度及び標準回転圧との相関式を求め、本掘進段階において、同一仕様の油圧駆動ドリルビットのせん孔速度及び回転圧を測定し、併せて、そのときのドリルのフィード圧、打撃圧及びビット摩耗度を求め、前記データによって当該切羽の岩種と同クラスの上記データベースの岩種についての各補正係数を特定して、それら各補正係数を用い前記せん孔速度及び回転圧の測定値を補正することにより、本掘進段階における標準せん孔速度及び標準回転圧を算出し、その数値を前記相関式に当て嵌めて得られた値を換算弾性波速度とし、前記換算弾性波速度により従来の地山分類に基づき評価を行うことを特徴とするトンネル地山探査システム。
IPC (2件):
E21B 47/00 ,  E21B 47/01

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