特許
J-GLOBAL ID:200903012130682352

プロセッサ及びプログラム実行方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 中島 司朗 ,  松村 修治 ,  小林 国人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-101054
公開番号(公開出願番号):特開2007-226823
出願日: 2007年04月06日
公開日(公表日): 2007年09月06日
要約:
【課題】擬似並行的に複数のプログラムを効率的に実行可能なプロセッサを提供する。【解決手段】複数のレジスタ群と、複数のレジスタ群のうちいずれか1つを、プログラム実行の基礎とする実行対象レジスタ群として選択し、当該選択先を所定時間毎に切り替えるレジスタ切替部112と、切り替えがなされる毎に、複数のレジスタ群のうち選択がなされていない1のレジスタ群にレジスタ値群を復帰し、切り替えがなされる毎に、復帰に先行して、当該復帰の対象となったレジスタ群にある各レジスタ値を、これらレジスタ値に対応するメモリ中のレジスタ値群に上書きすることにより退避する切替入替制御部113と、切り替えがなされる毎に、実行対象レジスタ群にあるプログラムカウンタ値を含むレジスタ値群によりプログラムを特定して実行する処理実行部110とを備え、所定時間は、テーブル情報にもとづいて特定された時間であるプロセッサ。【選択図】図1
請求項(抜粋):
メモリに格納されている複数のレジスタ値群を用いて、これらレジスタ値群それぞれに対応するプログラムを逐次実行するプロセッサであって、 複数のレジスタ群と、前記複数のレジスタ群のうちいずれか1つを、プログラム実行の基礎とする実行対象レジスタ群として選択し、当該選択先を所定時間毎に切り替える選択先切り替え手段と、 前記切り替えがなされる毎に、前記複数のレジスタ群のうち前記選択がなされていない1のレジスタ群に前記レジスタ値群を復帰する復帰手段と、 前記切り替えがなされる毎に、前記復帰に先行して、当該復帰の対象となったレジスタ群にある各レジスタ値を、これらレジスタ値に対応する前記メモリ中のレジスタ値群に上書きすることにより退避する退避手段と、 前記切り替えがなされる毎に、前記実行対象レジスタ群にあるプログラムカウンタ値を含むレジスタ値群によりプログラムを特定し、前記特定したプログラムを実行するプログラム実行手段と、 プログラムの実行を中断する中断事由が発生していることを検出する中断事由発生検出手段と、 前記中断事由が解消したことを検出する中断事由解消検出手段とを備え、 前記所定時間は、所望の処理時間が異なるプログラムに応じて、プログラム実行手段を占有する時間を配分するために定められる、プログラムの実行時間枠となるタイムスロットを介して、複数のカウント値がそれぞれのプログラムに対応づけられて格納されたテーブル情報にもとづいて、前記カウント値により特定される時間であり、 さらに、前記復帰の候補となる優先順位が対応づけられた候補レジスタ値群が複数存在し、 前記復帰手段は、前記タイムスロットを所定の順番で周期的に切り替えるために、現在実行対象となっているタイムスロット及び次の実行対象とすべきタイムスロットを特定する情報を参照して、次の実行対象とすべきタイムスロットを特定した後、前記カウント値と複数の候補レジスタ値群とをタイムスロットと関連づけた時間割付情報を参照して、前記特定したタイムスロットに割り当てられているプログラムの実行時間枠を取得し、前記特定したタイムスロットに割り当てられている複数の候補レジスタ値群のうちから、前記優先順位にもとづいて、前記復帰の対象とするレジスタ値群を決定して前記復帰を実施し、 前記プログラム実行手段は、プログラムの実行に際し、当該プログラムについての中断事由の発生が検出された場合、当該中断事由が解消するまで、当該プログラムの実行のために割り当てられるべき実行期間を放棄することを特徴とするプロセッサ。
IPC (1件):
G06F 9/48
FI (1件):
G06F9/46 455D
引用特許:
出願人引用 (1件)

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