特許
J-GLOBAL ID:200903012151452152
電流で磁化を固定するスピンバルブセンサー
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-079180
公開番号(公開出願番号):特開2000-276714
出願日: 1999年03月24日
公開日(公表日): 2000年10月06日
要約:
【要約】【課題】反強磁性層を用いずに薄くて出力の高いスピンバルブ型磁気ヘッドを提供する。【解決手段】反強磁性膜のないデュアル構造のスピンバルブで、感知電流による電流バイアスで上下に配置した強磁性層を固定する。狭ギャップ,狭トラックで高出力な磁気ヘッドを得る。
請求項(抜粋):
上下を動作環境で自発磁化を持たない非磁性体で挟まれた、第一の強磁性層/第一の非磁性中間層/軟磁性自由層/第二の非磁性層/第二の強磁性層/反平行結合層/第三の強磁性層の積層構成を有し、上記第一,第二,第三の強磁性層が、反強磁性膜あるいは硬磁性層膜と直接全面に積層した交換結合構造を持たずに軟磁気特性を有する膜からなり、上記第二および第三の強磁性層は上記反平行結合層を介して、互いの強磁性層の磁化が反平行に配列する反強磁性的な結合を有し、上記反強磁性的な結合により、感知すべき外部磁界の大きさの磁界に対しては、上記第二及び第三の強磁性層のそれぞれの磁化が実質的に反平行に配列しており、外部の磁界に応じて上記軟磁性自由層の磁化が回転し、上記軟磁性自由層の磁化と、上記第一および第二の強磁性層の磁化との相対角度が変わって磁気抵抗効果を生じ、一対の電極を有することを特徴とするスピンバルブ型磁気センサーで、上記第二の強磁性層の、飽和磁束密度と厚さの積で定義される磁化の量に比べて上記第三の強磁性層の磁化の量が大きく、感知すべき磁界の方向に対しておよそ直角をなす方向に検出電流を印可し、上記検出電流により発生する、電流の進行方向に対して右ねじ回りの方向に発生する電流バイアス磁界により、上記第一の強磁性層が上記電流バイアス磁界とおよそ平行に磁化して感知すべき外部磁界に対して実質的に固定され、上記反平行に配列した上記第二および第三の強磁性層が、上記電流バイアス磁界と上記第三の強磁性層がおよそ平行に、上記第二の強磁性層がおよそ反平行にそれぞれ磁化して、感知すべき外部磁界に対して実質的に固定されてなることを特徴とする磁気センサー。
Fターム (3件):
5D034BA04
, 5D034BB01
, 5D034CA08
前のページに戻る