特許
J-GLOBAL ID:200903012159511778

光学式ロータリエンコーダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-289756
公開番号(公開出願番号):特開平9-133552
出願日: 1995年11月08日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】【課題】 より高分解能で、回転スリットディスクと固定スリットディスク間のギャップを広くとることができ、ギャップ変動に強い光学式ロータリエンコーダを提供する。【解決手段】 光源スリット21、回転スリット11、インデックススリット22A、22Bがそれぞれ形成される第2、第1、第3のスリット面8L、8R、8Iが光源3からこの順序にL1 ,L2 ,L2 の距離離れて平行に配置されている。スリット21、スリット11、スリット22A、22Bに光源3の光が垂直に入射する点と、それらの放射状の中心点との距離をそれぞれrL ,rR ,rI とすると、rL ={L1 /(L1 +L2 )}rR ,rI ={(L1 +2L2 )/(L1 +L2 )}rR が成立し、光源スリット21、回転スリット11、インデックススリット22A、22Bの1回転当たりのスリット数をそれぞれNL ,NR,NI とすると、NL =(rL /rR )NR ,NI =(rI /rR )NR が成立する。
請求項(抜粋):
拡散光を射出する光源と、相対的に回転する2つの部材の一方の部材に固定され、回転方向に複数の第1のスリットが形成された回転スリットディスクと、相対的に回転する前記2つの部材の他方の部材に固定され、前記光源と前記回転スリットディスクとの間に間隙を介して配置され、それぞれ光源スリット、インデックススリットの役割を果たす複数の第2のスリット、複数の第3のスリットが形成された固定スリットディスクと、前記光源から放射された拡散光が前記固定スリットディスク上の第2のスリットを透過し、前記回転スリットディスクを照射し、前記回転スリットディスク上の第1のスリットからの反射光を前記第3のスリットを介して検出する受光素子とを備え、前記受光素子の出力である検出信号の周期的な変動から前記両部材の相対的角度変位を検出する光学式ロータリエンコーダにおいて、前記第1のスリット、前記第2のスリット、前記第3のスリットがそれぞれ形成された面を第1のスリット面、第2のスリット面、第3のスリット面とし、第2のスリット面、第1のスリット面、第3のスリット面を前記光源からこの順序に互いに平行に仮想的に配置したとき、前記光源と第2のスリット面間の距離、第2のスリット面と第1のスリット面間の距離、第1のスリット面と第3のスリット面間の距離をそれぞれL1 ,L2,L2 とし、前記光源からの光線が第1のスリット面に垂直に入射する点と、放射状に配置された第1のスリットで形成される第1のスリット面上の放射中心との距離をrR 、前記光源からの光線が第2のスリット面に垂直に入射する点と、放射状に配置された第2のスリットで形成される第2のスリット面上の放射中心との距離をrL 、前記光源からの光線が第3のスリット面に垂直に入射する点と、放射状に配置された第3のスリットで形成される第3のスリット面上の放射中心との距離をrI とし、前記光源と第1のスリットの放射中心を結ぶ直線上に第2のスリットの放射中心と第3のスリットの放射中心を配置したとき、rL ={L1/(L1 +L2 )}rRrI ={(L1 +2L2 )/(L1 +L2 )}rRの関係が成立し、第1のスリットの1回転当たりのスリット数、第2のスリットの1回転当たりのスリット数、第3のスリットの1回転当たりのスリット数をそれぞれNR ,NL ,NI とすると、NL =(rL /rR )NR ,NI =(rI /rR )NRの関係が成立することを特徴とする光学式ロータリエンコーダ。

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