特許
J-GLOBAL ID:200903012209620042

誘導電動機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-244191
公開番号(公開出願番号):特開平7-107797
出願日: 1993年09月30日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】 誘導電動機の出力トルクを精密かつ応答性よく制御し得る誘導電動機の制御装置を提供する。【構成】 3相2相変換器1によってモータ電流の瞬時値iu 、iv 、iw からモータ内部の励磁電流id 及びトルク電流iq を直流量として検出し、これを磁束密度指令から変換した励磁電流指令id *及びトルク指令を変換したトルク電流指令iq *のそれぞれに対して独立にフィードバック制御する。これにより、温度変化による2次抵抗r2 の変動や、出力トルクの変化による電流変化などのいかなる場合においてもモータ内部の実際の励磁電流id 、トルク電流iq を所望の値に制御することができ、その結果、モータの出力トルクを精密かつ応答性よく制御し得る。
請求項(抜粋):
トルク指令と磁束密度指令とを入力とする誘導電動機の制御装置において、モータ電流角周波数ωを入力してsinωt信号及びcosωt信号を出力する2相正弦波発生手段と、sinωt信号、cosωt信号及びモータ電流の瞬時値iu 、iv 、iw を入力として励磁電流検出値及びトルク電流検出値を出力する3相2相変換手段と、前記磁束密度指令を励磁電流指令に変換して出力する励磁電流指令発生手段と、励磁電流指令から励磁電流検出値を減算して励磁電流誤差を出力する第1の減算器と、励磁電流誤差を入力としてモータに印加する励磁電流同相電圧指令を出力する第1の増幅手段と、励磁電流誤差とモータ電流角周波数ωとの積及び磁束密度指令とモータ電流角周波数ωとの積に応じてモータに印加するトルク電流同相電圧指令を出力する第2の増幅手段と、前記トルク指令と磁束密度指令とに基づいてトルク電流指令を発生するトルク電流指令発生手段と、前記トルク電流指令からトルク電流検出値を減算してトルク電流誤差を出力する第2の減算器と、トルク電流誤差を入力としてすべり角周波数を出力する第3の増幅手段と、すべり角周波数とモータ回転角周波数との和からモータ電流角周波数ωを出力する加算器と、を備えることを特徴とする誘導電動機の制御装置。

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