特許
J-GLOBAL ID:200903012235382710

海底固定式透過型消波堤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 塚本 正文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-214274
公開番号(公開出願番号):特開平8-060634
出願日: 1994年08月16日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 小規模の構造であって、しかも大きな消波効果を奏する高効率かつ低コストの経済的な固定透過型消波堤を提供する。【構成】 海底上に構築され上端が海面近くに達する立体的トラス構造からなり海水の自由な流れを阻害しない長尺海底壁状架構6と、同架構6の全長にわたって下端が固着され、上端が海面の上方に若干突出する長方形断面を有する消波堤体1であって、下端から上方に向かって複数段に形成された第1段,第2段,第3段...の偏平前端開口と、後面板の上端から前端へ向かって複数列に形成された第1列,第2列,第3列...の長方形前端開口と同一サイズの長方形上端開口と、それぞれ前端が上記各前端開口をなすとともに、後端がそれぞれ上記各上端開口をなす第1,第2,第3...のL字型水槽2,3,4...の横断面形状を有する長尺積層水槽を形成する開放型長尺消波堤体1とを具えたこと。
請求項(抜粋):
海底上に構築され海面に発生する波の進行方向を立体交叉的に横切る形で海底に沿って横方向に長く延びるとともに、上端が海面近くに達する所定の高さを有する立体的トラス構造からなり海水の自由な流れを阻害しない長尺海底壁状架構と、同長尺海底壁の上端に沿って同架構の全長にわたって下端が固着され、上端が海面の上方に若干突出する長方形断面を有する消波堤体であって、波の進行方向に正対する前面の下端から上方に向かって複数段に形成された第1段,第2段,第3段...の長尺偏平前端開口を長手方向の等間隔のスペーサーで仕切られた複数の同一サイズの偏平長方形前端開口と、後面板の上端から前端へ向かって複数列に形成された第1列,第2列,第3列...の長尺偏平上端開口をそれぞれ等間隔のスペーサーで仕切られた上記偏平長方形前端開口と同一サイズの偏平長方形上端開口と、それぞれ前端が上記第1段,第2段,第3段...の前端開口をなすとともに、後端がそれぞれ上記第1列,第2列,第3列...の上端開口をなす第1,第2,第3...のL字型水槽の横断面形状を有する長尺積層水槽を形成する開放型長尺消波堤体とを具え、前方から到来する波を上記各L字型水槽の前端開口から導入し、上記各上端開口からそれぞれ排出するようにしたことを特徴とする海底固定式透過型消波堤。

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