特許
J-GLOBAL ID:200903012258053579

雑音消去方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): ▲柳▼川 信
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-014409
公開番号(公開出願番号):特開平10-215193
出願日: 1997年01月29日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 適応フィルタを用いて疑似雑音信号を生成して受信信号からこの疑似雑音信号を減算して誤差信号を生成し、この誤差信号に従って適応フィルタのフィルタ係数を逐一修正するようにした雑音消去装置において、高速収束と残留誤差の低減を図る。【解決手段】 本来の第1の適応フィルタ4の他に、第2の適応フィルタ12を設け、これにより第2の疑似雑音信号と第2の誤差信号とを求め、各信号電力を電力平均回路14,15で算出し、除算回路16でこれ等信号電力の除算を行って信号対雑音電力比を推定する。この推定値を遅延して、遅延前の値と比較回路18で比較し、大なる値を拡張信号対雑音電力比として出力する。この拡張信号対雑音電力比と、電力平均回路20による参照雑音信号電力とに応じてステップサイズ出力回路19で、本来の第1の適応フィルタ4のフィルタ係数を適応的に変化させるためのステップサイズを修正して出力する。
請求項(抜粋):
参照入力端子から入力される参照雑音信号を第1の適応フィルタへ入力してフィルタ係数に従ったフィルタリングにより第1の疑似雑音信号を生成するステップと、この第1の疑似雑音信号と、音声入力端子から入力される音声信号と背景雑音信号とが混在した受信信号とを第1の減算器により減算して第1の誤差信号を生成するステップと、この第1の誤差信号に基いて前記第1の適応フィルタのフィルタ係数を逐次修正するフィルタ係数修正ステップとを含み、前記第1の減算器より雑音が消去された受信信号を出力するようにした雑音消去方法であって、前記参照雑音信号を第2の適応フィルタへ入力して所定のフィルタ係数に従ったフィルタリングにより第2の疑似雑音信号を生成するステップと、この第2の疑似雑音信号と前記受信信号とを第2の減算器により減算して第2の誤差信号を生成するステップと、この第2の誤差信号の平均電力と前記第2の疑似雑音信号の平均電力とを検出してこれ等平均電力により信号対雑音電力比を算出するステップと、この信号対雑音電力比と当該信号対雑音電力比を所定時間遅延した遅延信号対雑音電力比とを比較して値の大きい方を拡張信号対雑音電力比として出力するステップと、この拡張信号対雑音電力比の値と前記参照雑音信号の平均電力の値とに応じて前記第1の適応フィルタのフィルタ係数を適応的に変化させるフィルタ係数変化ステップと、を有することを特徴とする雑音消去方法。
IPC (3件):
H04B 1/10 ,  H03H 21/00 ,  H04B 3/23
FI (3件):
H04B 1/10 L ,  H03H 21/00 ,  H04B 3/23

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