特許
J-GLOBAL ID:200903012309673895

クロマト分離法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-323116
公開番号(公開出願番号):特開平7-016401
出願日: 1991年12月06日
公開日(公表日): 1995年01月20日
要約:
【要約】【目的】 吸着剤を充填した多数の充填塔を無端直列に連結した擬似移動層式のクロマト分離装置に、3以上の成分を含む多成分系の原料流体を流して、各成分を分離回収する場合に、系内を3区画に分けるようにして流量制御を簡易化し、また脱着剤を使用する量を低減できるクロマト分離法を提供する。【構成】 上記擬似移動層式のクロマト分離装置を使用し、親和力が中間の成分Bが富化されている第2区画から親和力の弱い成分Aの富化されている第3区画への流体の流れを遮断弁を閉じて阻止しながら、この遮断弁下流の第3区画から原料流体を供給しながら第2区画の充填塔から上記成分Bの画分を流出させる?@の工程と、これに続き、親和力の強い成分Cが富化されている第3区画から第1区画への流体の流れを遮断弁を閉じて阻止しながら、第1区画の充填塔から成分Cの画分を流出させ、また第3区画から成分Aの画分を流出させる操作を、所定時間毎に下流側に移行させながら繰り返す?Aの工程を交互に行なう。
請求項(抜粋):
吸着剤が充填された多数の充填塔を各々遮断弁を有する配管で順次直列に連結した無端の充填塔群の系を、この吸着剤に対して親和力が異なる3以上の成分を含む原料流体を該系に流通させた時に形成される三つの区画(吸着剤に対する親和力の強い成分の富化された1乃至複数の充填塔群からなる第1区画、吸着剤に対する親和力の中間の成分の富化された1乃至複数の充填塔群及びこの吸着剤に対する親和力の中間の成分と上記親和力の強い成分が混合している1乃至複数の充填塔群からなる第2区画、吸着剤に対する親和力の弱い成分が富化された1乃至複数の充填塔群を含む残りの充填塔群からなる第3区画)に分けて、以下の?@,?A,?Bの工程を、?@,?Aの順に交互に繰り返すか、あるいは?@,?A,?Bの順に繰り返すことを特徴とするクロマト分離法?@ 第2区画と第3区画の間の遮断弁を閉じて系全体での流体の循環を遮断した状態で、この遮断弁の直下流に位置する充填塔の入口から原料流体を供給しながら第2区画内のいずれかの充填塔の出口から上記親和力の中間の成分の富化された画分を流出させる操作を行って、第1区画〜第3区画の分布を少なくとも充填塔一つ分だけ下流側に移行させる工程?A 上記?@の工程に続き、移行した第3区画と第1区画の間の遮断弁を閉じた状態で、第1区画の最上流に位置する充填塔の入口から脱着剤流体を供給しながら、該第1区画の最下流の充填塔の出口から上記親和力の強い成分の富化された画分を流出させる操作と、第3区画の最下流に位置する充填塔の出口から上記親和力の弱い成分の富化された画分を流出させる操作とを行い、更に第1区画〜第3区画の分布が流体の下流側に1充填塔分だけ移行することに同期して、脱着剤流体の供給位置、各画分の抜き出し位置、及び遮断する遮断弁の位置を1充填塔分だけ繰り下げて同じ操作を行うことを予め定めた回数繰り返す工程?B 上記?Aの工程に続き、第3区画と第1区画の間の遮断弁を閉じた状態で、第1区画の最上流に位置する充填塔の入口から脱着剤流体を供給しながら、該第1区画の最下流の充填塔の出口から上記親和力の強い成分の富化された画分を流出させる操作と、第3区画の最下流に位置する充填塔の出口から上記親和力の弱い成分の富化された画分を流出させる操作と、第2区画の最下流に位置する充填塔の出口から上記親和力の中間の成分の富化された画分を流出させる操作とを行い、更に必要に応じて第1区画〜第3区画の分布が流体の下流側に1充填塔分だけ移行することに同期して、脱着剤流体の供給位置、各画分の抜き出し位置、及び遮断する遮断弁の位置を1充填塔分だけ繰り下げて同じ操作を行うことを予め定めた回数繰り返す工程。
IPC (4件):
B01D 15/00 101 ,  G01N 30/40 ,  G01N 30/46 ,  G01N 30/88

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