特許
J-GLOBAL ID:200903012349165469

光学ピンセット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-201534
公開番号(公開出願番号):特開平10-048102
出願日: 1996年07月31日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、光学的な特性の異なる微粒子を捕獲し独立に操作する光学トラップ手段を有する光学ピンセットを提供することを目的とする。【解決手段】 レーザー光源11、12で発生させた異なる波長の単色のレーザー光は、光学レンズ31、32を通過した後、レンズ34によって集束させられ、試料ステージ8上に固定した容器9中に焦点を結ぶ。容器9中の試料を含む溶液中に導入された集束光は、試料内に入射し、溶液と試料の屈折率の違いと境界面の方向の違いから、入射方向と異なる方向に散乱される。このときの光の入射時に対する進行方向の変化が前記微粒子に運動量を与え、微粒子を捕獲する力を生み出すが、前記入射光に対して吸収が大きく散乱光が出ない微粒子は、集束光による捕獲力を受けない。よって、たとえば、微粒子101はもっぱらレーザー光源11より供給される光によって捕獲され、微粒子102はもっぱらレーザー光源12より供給される光によって捕獲される。
請求項(抜粋):
光の波長について異なる光学的な吸収特性を持つ複数の微粒子を捕獲する光学ピンセットにおいて、前記微粒子を捕獲するために複数の異なる波長領域で同じ強度の光束を発生させる複数の光源と、前記各々の波長領域の光束を集光させて所定の領域に前記波長領域の異なる微粒子を各々捕獲する手段と、前記各波長領域の光束の集光点を独立に移動させる手段とを具備することを特徴とする光学ピンセット。
IPC (2件):
G01N 1/02 ,  G02B 21/32
FI (2件):
G01N 1/02 A ,  G02B 21/32

前のページに戻る