特許
J-GLOBAL ID:200903012385839174

誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-204766
公開番号(公開出願番号):特開平8-070599
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】 速度指令値が過大になっても誘導電動機が過回転にならないように速度を制限する。【構成】 同一次元磁束オブザーバ4と速度適応機構7からなる速度適応2次磁束オブザーバにより誘導電動機1の実速度値を推定し、電動機速度推定値ωr #と電動機速度指令値ωr * との比較誤差信号によって電流制御部を制御してベクトル制御を行なう誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置であって、速度推定値ωr # が最大速度ωr max よりも大きくなったら、過回転防止装置21により1次トルク軸電流指令値i1b* を零にして加速方向のトルクを生じさせず、誘導電動機1を過回転させない。
請求項(抜粋):
誘導電動機(1)の電動機速度指令値(ωr * )と電動機速度推定値(ωr # )とを比較した比較誤差信号に基づいて1次電流指令値(i1* )を得る速度制御器(6)と、1次電流指令値(i1 * )と1次電流検出値(i1 )と電源角周波数(ω0 )を入力し、誘導電動機の電流非干渉化制御を行ない1次電圧指令値(v1 * )を出力する電流制御器(3)と、前記電流制御器(3)の出力である1次電圧指令値(v1 * )を基に誘導電動機を速度制御する電力変換器(2)と、1次電流検出値(i1 )と1次電圧指令値(v1 * )と電動機速度推定値(ωr # )をそれぞれ入力し、1次電流推定値i1 # と2次磁束推定値λ2 # を推定する同一次元磁束オブザーバ(4)と、前記同一次元磁束オブザーバ(4)の出力である1次電流推定値i1 # と2次磁束推定値λ2 # と、1次電流検出値(i1 )をそれぞれ入力し、電動機速度推定値(ωr # )を推定演算して出力する速度適応機構(7)と、1次電流指令値(i1 * )の励磁軸成分とトルク軸成分を基に該電動機のすべり角周波数指令値(ωs * )を演算し出力するすべり算出器(5)と、前記すべり算出器(5)の出力であるすべり角周波数指令値(ωs * )に電動機速度推定値(ωr # )を加算して前記電流制御器(3)の制御入力である電源角周波数(ω0 )を出力する加算器(17)と、を具備する誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置において、前記電動機速度指令値(ωr * )があらかじめ設定した最大速度ωr max よりも大きくなったら、前記電流制御器(3)に入力する1次電流指令値(i1 * )のうちトルク軸成分である1次トルク軸電流指令値(i1b* )の値を制限する過回転防止装置(21)を備えたことを特徴とする誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭63-052685
  • 特開平4-096980
  • 特開平1-214287

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