特許

J-GLOBAL ID：200903012388272353

酵母のマンノース-1-リン酸転移を正に制御する遺伝子ならびにこの遺伝子の欠損変異株を利用する高マンノース型中性糖鎖の製造方法

発明者： 地神 芳文 ,  新間 陽一 ,  小谷 哲司
出願人/特許権者： 工業技術院長
代理人 (1件)： 工業技術院生命工学工業技術研究所長
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-075667
公開番号（公開出願番号）：特開平9-266792
出願日： 1996年03月29日
公開日（公表日）： 1997年10月14日
要約：

【要約】【課題】 組み換えDNA技術により、酵母を用いて、ヒトと同一の糖鎖構造をもつ高マンノース型中性オリゴ糖鎖、或いは、高マンノース型中性オリゴ糖鎖をもつ糖蛋白質の製造する方法を提供すること。【解決手段】 特定の塩基配列を有するパン酵母由来のマンノースリン酸転移を正に制御している遺伝子、特定のアミノ酸配列を有するマンノースリン酸転移を正に制御している蛋白質、及び上記マンノースリン酸転移を正に制御している遺伝子の全部叉は一部を欠失させた遺伝子を利用する中性糖鎖、特に、ヒトの高マンノース型糖鎖(Man8GlcNAc2)と同一の中性糖鎖の製造法を提供する。【効果】本発明のマンノースリン酸転移を正に制御している遺伝子は、この遺伝子機能を特異的に欠損させることにより、パン酵母(サッカロミセス・セレビジエ)を用いてマンノース-1-リン酸を含まない中性糖鎖、特に、ヒト型の高マンノース型中性糖鎖の製造に有用である。

請求項（抜粋）：

実質的に配列番号1に示したアミノ酸配列をコードする酵母のマンノース-1-リン酸転移を正に制御する遺伝子。

IPC (7件)：

C12N 15/09 ZNA ,  C07H 3/06 ,  C07H 21/04 ,  C08B 37/00 ,  C12N 1/19 ,  C12N 9/12 ,  C12R 1:865

FI (6件)：

C12N 15/00 ZNA A ,  C07H 3/06 ,  C07H 21/04 B ,  C08B 37/00 P ,  C12N 1/19 ,  C12N 9/12