特許
J-GLOBAL ID:200903012435920903
カーボンに担持された白金・タングステン電極触媒およびその製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
磯野 道造
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-519621
公開番号(公開出願番号):特表2009-543682
出願日: 2007年07月10日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
白金含有カルボニル錯体と、タングステン含有カルボニル錯体とを製造する工程を有し、
前記白金カルボニル錯体と前記タングステンカルボニル錯体とを接触させて白金・タングステン含有錯体を形成する第一の工程と、
前記白金・タングステン含有錯体を担持素材と接触させて白金・タングステン含有担持組成物を製造する第二の工程とを有することを特徴とする白金・タングステン含有担持組成物の製造方法。
前記タングステン含有カルボニル錯体がタングステンヘキサカルボニルからなることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
前記白金含有カルボニル錯体と前記タングステン含有カルボニル錯体を接触させる前記工程が、この二種類のカルボニル錯体を有機溶媒中にて混合することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
前記有機溶媒がアルコール、メタノール、エタノールおよびテトラヒドロフランからなる群から選ばれる少なくとも一種類の溶媒であることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
前記第一の接触工程中にCOによりパージすることをさらに特徴とする請求項1に記載の製造方法。
前記担持素材が高表面積カーボンブラック、アルミナ担持素材およびジルコニア担持素材からなる群から選ばれる少なくとも一種類の担持素材であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
前記担持組成物を500°Cから800°Cまでの温度範囲で還元雰囲気下焼成することをさらに特徴とする請求項1に記載の製造方法。
前記担持組成物を700°Cで焼成することをさらに特徴とする請求項7に記載の製造方法。
焼成後の担持組成物が1ナノメートルから4ナノメートルの平均粒子径を持つ粒子からなることを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
前記粒子が約1.4ナノメートルから約2.8ナノメートルの平均粒子径を持つことを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
前記担持組成物が含有率20原子パーセントから95原子パーセントの白金と、含有率5原子パーセントから80原子パーセントのタングステンとからなることを特徴とする請求項1に記載の製造方法
前記担持組成物が含有率30原子パーセントから45原子パーセントの白金と、含有率55原子パーセントから70原子パーセントのタングステンとからなることを特徴とする請求項1に記載の製造方法
前記担持組成物が燃料電池のカソードを含むことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
白金およびタングステンを含む金属組成物よりなる電極触媒において、前記白金は白金カルボニル錯体由来の白金よりなり、前記タングステンはタングステンカルボニル錯体由来のタングステンよりなり、前記白金カルボニル錯体および前記タングステンカルボニル錯体を互いに接触させて混合物を形成し、この混合物に担持素材を加え、前記混合物および前記担持素材を焼成して白金・タングステン含有組成物を形成することを特徴とする電極触媒。
前記タングステン含有カルボニル錯体はタングステンヘキサカルボニルを含むことを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記白金カルボニル錯体と前記タングステンカルボニル錯体とを有機溶媒中にて互いに接触させることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記有機溶媒はアルコール、メタノール、エタノールおよびテトラヒドロフランからなる群から選ばれる少なくとも一種類の溶媒であることを特徴とする請求項16に記載の電極触媒。
前記担持素材は高表面積カーボンブラック、アルミナ担持素材およびジルコニア担持素材からなる群から選ばれる少なくとも一種類の担持素材であることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記混合物と前記担持素材は還元雰囲気下500°Cから800°Cの温度範囲で焼成されることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記混合物と前記担持素材は700°Cの温度で焼成されることを特徴とする請求項19に記載の電極触媒。
前記金属組成物は1ナノメートルから4ナノメートルの平均粒子径を持つ粒子からなることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記金属組成物は1.4ナノメートルから2.8ナノメートルの平均粒子径を持つ粒子からなることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記金属組成物は含有率20原子パーセントから95原子パーセントの白金と、含有率5原子パーセントから80原子パーセントのタングステンとからなることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
前記金属組成物は含有率30原子パーセントから45原子パーセントの白金と、含有率55原子パーセントから70原子パーセントのタングステンとからなることを特徴とする請求項14に記載の電極触媒。
請求項(抜粋):
白金含有カルボニル錯体と、タングステン含有カルボニル錯体とを製造する工程を有し、
前記白金カルボニル錯体と前記タングステンカルボニル錯体とを接触させて白金・タングステン含有錯体を形成する第一の工程と、
前記白金・タングステン含有錯体を担持素材と接触させて白金・タングステン含有担持組成物を製造する第二の工程とを有することを特徴とする白金・タングステン含有担持組成物の製造方法。
IPC (10件):
B01J 37/04
, B01J 37/08
, B01J 23/652
, B22F 1/00
, C22C 5/04
, C22C 27/04
, H01M 4/88
, H01M 4/90
, H01M 4/86
, H01M 4/96
FI (11件):
B01J37/04 102
, B01J37/08
, B01J23/64 103M
, B22F1/00 K
, B22F1/00 P
, C22C5/04
, C22C27/04 101
, H01M4/88 K
, H01M4/90 M
, H01M4/86 B
, H01M4/96 B
Fターム (61件):
4G169AA03
, 4G169AA05
, 4G169AA08
, 4G169BA01A
, 4G169BA05A
, 4G169BA08A
, 4G169BA08B
, 4G169BA26C
, 4G169BB02A
, 4G169BB02B
, 4G169BC60A
, 4G169BC60B
, 4G169BC75A
, 4G169BC75B
, 4G169BE42C
, 4G169CC32
, 4G169CC40
, 4G169EB18X
, 4G169EB18Y
, 4G169EC01X
, 4G169EC01Y
, 4G169EC25
, 4G169FA01
, 4G169FA02
, 4G169FB04
, 4G169FB30
, 4G169FC02
, 4G169FC07
, 4G169FC08
, 4G169FC10
, 4K018AA02
, 4K018AA20
, 4K018BA01
, 4K018BA09
, 4K018BB05
, 4K018BC01
, 4K018BD10
, 4K018KA38
, 5H018AA06
, 5H018AS03
, 5H018BB01
, 5H018BB05
, 5H018EE02
, 5H018EE03
, 5H018EE05
, 5H018EE10
, 5H018EE16
, 5H018HH01
, 5H018HH02
, 5H018HH03
, 5H018HH05
, 5H026AA06
, 5H026BB01
, 5H026BB03
, 5H026EE02
, 5H026EE05
, 5H026EE08
, 5H026EE17
, 5H026HH01
, 5H026HH02
, 5H026HH03
引用特許:
審査官引用 (2件)
-
燃料電池用カソード触媒
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-363734
出願人:株式会社キャタラー, トヨタ自動車株式会社
-
電極触媒およびその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-275709
出願人:日産自動車株式会社
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