特許
J-GLOBAL ID:200903012439168661

車輪支持用転がり軸受ユニットとその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-097510
公開番号(公開出願番号):特開2000-289403
出願日: 1999年04月05日
公開日(公表日): 2000年10月17日
要約:
【要約】【課題】 車両への組み付け作業が容易で、しかも十分な耐久性を有する構造を実現する。【解決手段】 第一、第二の内輪13、14をハブ12の段部20に外嵌した状態で、かしめ部25を形成し、これら各部材13、14、12同士を結合固定する。このかしめ部25の形成に伴う、上記第一の内輪13の弾性変形分を考慮し、このかしめ部25の形成以前に於けるこの第一の内輪13の形状を決定する。第一の内輪軌道18及び第一の大鍔22の内側面と円すいころ4との当接状態を正規なものにして、上記課題を解決できる。
請求項(抜粋):
内周面にそれぞれが円すい凹面状の曲面である第一、第二の外輪軌道を形成した外径側軌道輪部材と、外周面にそれぞれが円すい凸面状の曲面である第一、第二の内輪軌道を形成した内径側軌道輪部材と、これら第一、第二の内輪軌道と上記第一、第二の外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、転動自在に設けた円すいころとを備えた車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、上記内径側軌道輪部材は、その外周面に上記第一の内輪軌道を形成した内輪と、その外周面に直接又は別の内輪を介して上記第二の内輪軌道を形成した軸部材とから成り、上記内輪は、この軸部材の端部に外嵌し、更にこの軸部材の端部に形成した円筒部を直径方向外方に塑性変形させる事で形成したかしめ部によりその軸方向端面を抑え付けられる事で、上記軸部材に対し支持固定されており、更に、次の?@〜?Bのうちの少なくとも1個の要件を満たす事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニット。?@ 上記軸部材の中心軸に対する上記第一の内輪軌道の傾斜角度を、上記かしめ部の形成以前に適正値よりも小さくし、このかしめ部を形成して上記内輪を上記軸部材に対し支持固定した状態で、上記第一の内輪軌道の傾斜角度を適正値にしている。?A 上記軸部材の中心軸に対し直交する仮想平面に対する、上記内輪の大径側端部外周面に形成した大鍔の内側面の傾斜角度を、上記かしめ部の形成以前に適正値よりも小さくし、このかしめ部を形成して上記内輪を上記軸部材に対し支持固定した状態で、上記大鍔の内側面の傾斜角度を適正値にしている。?B 上記第一の内輪軌道にクラウニングを施しており、この第一の内輪軌道のクラウニング量を、上記かしめ部の形成以前に適正値よりも多くし、このかしめ部を形成して上記内輪を上記軸部材に対し支持固定した状態で、上記クラウニング量を適正値にしている。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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