特許
J-GLOBAL ID:200903012469753577

減少した吸着性と増加した加水分解性を有するズブチリシンBPN′変異体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-528205
公開番号(公開出願番号):特表平9-511652
出願日: 1995年03月16日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】本発明は、野生型BPN′アミノ酸配列の改変アミノ酸配列を有するズブチリシンBPN′変異体に関し、野生型アミノ酸配列は第一ループ領域、第二ループ領域、第三ループ領域、第四ループ領域および第五ループ領域を含んでおり、改変されたアミノ酸配列は1以上のループ領域において具体的な特定の位置で野生型ズブチリシンBPN′に存在する場合とは異なるアミノ酸(即ち、置換)を含み、それによりBPN′変異体は野生型ズブチリシンBPN′と比較して不溶性基質に対する減少した吸着性と増加した加水分解性を有している。本発明はこのようなズブチリシンBPN′変異体をコードする遺伝子にも関する。本発明はこのようなズブチリシンBPN′変異体を含んでなる様々な表面のクリーニング用組成物にも関する。
請求項(抜粋):
野生型アミノ酸配列の改変アミノ酸配列を有しているBPN′変異体であって、 野生型アミノ酸配列は第一ループ領域、第二ループ領域、第三ループ領域、第四ループ領域および第五ループ領域を含んでなり、 改変アミノ酸配列は1以上のループ領域において1以上の位置での置換を含んでおり、A.置換が第一ループ領域で生じるとき、置換は59、60、61、62、63、65または66位のうち1以上で生じ、 a.置換が59位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、GluまたはSerであり、 b.置換が60位で生じるとき、置換アミノ酸はGluであり、 c.置換が61位で生じるとき、置換アミノ酸はAsp、Gln、GluまたはSerであり、 d.置換が62位で生じるとき、置換アミノ酸はAsp、Gln、GluまたはSerであり、 e.置換が63位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 f.置換が65位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、および g.置換が66位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、Gly、ProまたはSerであり;B.置換が第二ループ領域で生じるとき、置換は95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106または107位のうち1以上で生じ、 a.置換が95位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Met、Pro、SerまたはThrであり、 b.置換が96位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Met、Pro、Ser、ThrまたはValであり、 c.置換が97位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 d.置換が98位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Pro、SerまたはThrであり、 e.置換が99位で生じるとき、置換アミノ酸はGluであり、 f.置換が100位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 g.置換が101位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 h.置換が102位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 i.置換が103位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、GluまたはSerであり、 j.置換が104位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Met、Pro、Ser、ThrまたはValであり、 k.置換が105位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 l.置換が106位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Met、Phe、Pro、Ser、Thr、TyrまたはValであり、および m.置換が107位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Leu、Met、Pro、Ser、ThrまたはValであり;C.置換が第三ループ領域で生じるとき、置換は126、127、128、129、130、131、132または133位のうち1以上で生じ、 a.置換が126位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Met、Pro、Ser、ThrまたはValであり、 b.置換が127位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 c.置換が128位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、GlyまたはSerであり、 d.置換が129位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、GlyまたはSerであり、 e.置換が130位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 f.置換が131位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、GlyまたはSerであり、 g.置換が132位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、および h.置換が133位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Pro、Ser、Thrであり;D.置換が第四ループ領域で生じるとき、置換は154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166または167位のうち1以上で生じ、 a.置換が154位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 b.置換が155位で生じるとき、置換アミノ酸はAsp、Gln、GluまたはSerであり、 c.置換が156位で生じるとき、置換アミノ酸はAspであり、 d.置換が157位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 e.置換が158位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、Gly、ProまたはSerであり、 f.置換が159位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 g.置換が160位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、 h.置換が161位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 i.置換が162位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 j.置換が163位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 k.置換が164位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、Gly、ProまたはSerであり、 l.置換が165位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Met、Pro、SerまたはThrであり、 m.置換が166位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、ProまたはSerであり、および n.置換が167位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Met、Pro、Ser、ThrまたはValであり;E.置換が第五ループ領域で生じるとき、置換は187、188、189、190または191位のうち1以上で生じ、 a.置換が187位で生じるとき、置換アミノ酸はAsn、Asp、Gln、Glu、Gly、His、Pro、SerおよびThrであり、 b.置換が188位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 c.置換が189位で生じるとき、置換アミノ酸はAla、Asn、Asp、Cys、Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Met、Pro、Ser、Thr、TyrまたはValであり、 d.置換が190位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、および e.置換が191位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり; それにより、BPN′変異体は野生型ズブチリシンBPN′と比較して不溶性基質に対する減少した吸着性と増加した加水分解性を有していることを特徴とする、BPN′変異体。
IPC (3件):
C12N 15/09 ZNA ,  C11D 3/386 ,  C12N 9/54
FI (3件):
C12N 15/00 ZNA A ,  C11D 3/386 ,  C12N 9/54
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特表平4-500385
  • 特表平3-503602
  • 特表昭63-502959
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