特許
J-GLOBAL ID:200903012478760950

粒子画像の領域分割方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-171787
公開番号(公開出願番号):特開平8-145871
出願日: 1995年07月07日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】液体中の粒子像を静止画像としてとらえ、目的とする対象を安定して分割できる領域分割方法を提供する。【構成】入力された画像から、画像の各点における濃度値を横軸、濃度値の変化の大きさを表す量(例えば、?@画像中の近接する2か所の小領域内のそれぞれの濃度値の和の差、又はその絶対値、?A画像中の小領域内での濃度値の分布の分散値、又は標準偏差、?B画像中の小領域に含まれる画素の濃度値の荷重和、又はその絶対値)を縦軸とし、濃度値に関し閾値T1’、T2’を、濃度値の変化の大きさに関し閾値T3’を設定して、背景領域BG、背景領域よりも高い濃度値をもった対象A1、背景領域よりも低い濃度値をもった対象A2、背景領域との濃度差は低く、かつ背景領域に比較し濃度値の変化の大きい対象B、とに分割する。【効果】対象と背景との濃度差、色調差が小さい場合、又は対象領域中に背景と同程度の濃度を含む領域が存在する場合にも、正確に領域分割ができる。
請求項(抜粋):
粒子画像を入力する画像入力光学系により得た、染色された対象粒子の、赤成分の画像(R画像)、緑成分の画像(G画像)、及び青成分の画像(B画像)を、静止画像として撮影記憶し、前記R画像、前記G画像、及び前記B画像の中の1又は複数の画像を使用して、背景領域と、前記対象粒子が存在する対象領域とを識別する粒子画像の領域分割法であり、前記R画像、前記G画像、及び前記B画像の中から選択される1又は複数からなる第1群の画像の、それぞれの画像の前記濃度値に対し、前記背景領域と濃度差の大きい領域を分割するための第1群の閾値を設定して、前記第1群の画像から、2値化された第1の2値画像を得る第1の工程と、前記R画像、前記G画像、及び前記B画像の中から選択される1又は複数からなる第2群の画像の、それぞれの画像を構成する各画素の近傍領域内での、前記濃度値の変化の大きさを表す量を、前記各画素で計算し、前記各画素で求めた前記濃度値の変化の大きさを表わす量に、前記背景領域における前記濃度値の変化と比較し前記濃度値の変化の大きい領域を分割するための第2群の閾値を設定し、前記第2群の画像から、2値化された第2の2値画像を得る第2の工程と、前記第1の2値画像と、前記第2の2値画像との論理演算によって、前記背景領域と、前記対象領域とを表す2値化された第3の2値画像を求める第3の工程と、を有することを特徴とする粒子画像の領域分割法。
IPC (4件):
G01N 15/14 ,  G01N 15/02 ,  G01N 21/27 ,  G01N 33/483
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開昭59-095668
  • 細胞自動分類・分析装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-087035   出願人:科学技術庁放射線医学総合研究所長, 株式会社オムロンライフサイエンス研究所
  • 特開平2-273596
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