特許
J-GLOBAL ID:200903012493043904

ワイヤの係止構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 武三郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-178815
公開番号(公開出願番号):特開2002-372109
出願日: 2001年06月13日
公開日(公表日): 2002年12月26日
要約:
【要約】【課題】 拘束部材を使用せずワイヤ取付が簡単でプーリから外れ難く、またワイヤ固定長さにバラツキが少ない固定手段を提供する。【解決手段】 ワイヤ13を導くV溝15はプーリ11を半周し、残り半周領域にワイヤ係止構造10を設ける。ワイヤ端末13aに圧着固定した係止スリーブ14をプーリ後面ポケット16に係合させ、ワイヤ自由端13を前面溝17に捲回してから後面溝18および前面溝19に掛け回して各溝に挿嵌し、V溝15を周回して外部に誘導する。プーリ前後面F,Rから交互に凹設したワイヤ挿嵌溝17,18,19は、V溝15を含む回転軸Cに直角な一平面に沿って屈曲させ、ワイヤ13の長さ管理を容易にする。また、ワイヤ13はプーリ11の前後面F,Rを交互に掛け渡してあるから、作用対象の急激な回転/停止による衝撃的操作の影響を受けてもプーリ11から外れることはない。
請求項(抜粋):
軸線に直角で互いに平行に対向する第一面と第二面を備えるプーリであって、前記第一面の半径方向中間位置にワイヤの一方の端部を保持する係止部を設け、この係止部で保持した前記ワイヤ端部から延在するワイヤの自由端をプーリの周回部に誘導する途中で前記プーリの半径方向中間位置に前記ワイヤの一部を挿嵌する嵌入溝を刻装し、隣接する少なくとも一対の前記嵌入溝を前記第一面と第二面と別々に開口させ、前記一対の嵌入溝を互いに連続させる連通部分と協働で前記軸線に直交する一平面内に前記ワイヤを保持することを特徴とするワイヤの係止構造。

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