特許
J-GLOBAL ID:200903012519792463

生体内においてバイパス移植を行なうために形状記憶合金を使用するカテーテル装置およびその方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-510816
公開番号(公開出願番号):特表2001-500033
出願日: 1997年08月13日
公開日(公表日): 2001年01月09日
要約:
【要約】本発明においては形状記憶合金の袖口部材(300)および短絡通路として直列に取り付けられた移植片(400)を使用し、閉塞していない血管(500)、例えば大動脈、および閉塞した血管、例えば閉塞した冠動脈の間に生体内において必要に応じバイパスをつくるためのカテーテル(2)、導入器システム(412)および方法論が提供される。本発明によれば、冠動脈バイパス手術の間、心肺装置を使用せずに、また患者の心臓を停止させる必要がなく、単一および多重のバイパス用移植片を配置し移植することができる。
請求項(抜粋):
移植片として導管を使用し、生体内において閉塞していない血管と閉塞した血管との間に必要に応じバイパスをつくるためのカテーテル装置において、該バイパス用カテーテル装置は、 閉塞していない血管が他の血管の内部にある閉塞部位に対し解剖学的に近くにあるような選ばれた場所まで生きている状態で体内に導入し引き込むのに適しており、分離した近い方の端、分離した遠い方の端、および少なくとも一つの予め定められた直径の管腔を有する固定した軸の長さをもった中空の管を含むカテーテル; 生体内の閉塞していない血管の選ばれた場所まで該カテーテルを通して必要に応じ導入される閉鎖部材であって、 (1)閉塞していない血管の管腔を穿孔し、その中に入ることができる穿孔用頭部材、 (2)該穿孔用頭部材の上にあり、生体内において該選ばれた血管の場所で血管壁を穿孔するのを容易にする穿孔端、および (3)該穿孔用頭部材と一体となり、生体内の閉塞していない血管の選ばれた場所まで該カテーテルの該内部管腔の中で移植片の導管を持ち運ぶ形状をしている固定された軸長をもつ細長いシャフトを具備した閉鎖部材;および 該細長いシャフトの上で該閉鎖部材の該穿孔用頭部材と隣接して移植片と一緒に位置する形状記憶合金から構成された熱的に変形し得る袖口部材から成り、ここで (i)生体内において該閉鎖部材の該穿孔用頭部材で閉塞していない血管を穿孔する前では、第1の記憶された形状をした該熱的に変形し得る袖口部材の少なくとも一部は、該閉鎖部材の該細長いシャフトにより保持された移植片の一端に係合し結合されており、 (ii)生体内において該閉鎖部材の該穿孔用頭部材で閉塞していない血管が穿孔された後では、該係合した袖口部材の少なくとも一部は閉塞していない血管の管腔の中へと延び、その場で熱的に変形して形状を記憶された第2の形になり、該熱的な変形により閉塞していない血管の内部に取り付けられた状態になり、 (iii)移植片の袖口部材と係合した端は閉塞していない血管に固定され血液流がそれと連絡している位置にあり、閉塞部をバイパスし、閉塞していない血管から閉塞した血管への血液流を回復させる導管装置としての役割をすることを特徴とするカテーテル装置。
IPC (4件):
A61M 25/00 314 ,  A61B 17/11 ,  A61F 2/06 ,  A61M 29/00
FI (4件):
A61M 25/00 314 ,  A61F 2/06 ,  A61M 29/00 ,  A61B 17/11
引用特許:
審査官引用 (2件)

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