特許
J-GLOBAL ID:200903012549936117

回り込みキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-153430
公開番号(公開出願番号):特開2000-341242
出願日: 1999年06月01日
公開日(公表日): 2000年12月08日
要約:
【要約】【課題】 OFDM信号のデジタル伝送で、安定的な放送波中継による単一周波数ネットワーク(SFN)の実現可能な回り込みキャンセラを提供する。【解決手段】 OFDM信号帯域内の信号の特性からOFDM信号帯域内の回り込み伝送路特性を推定し(3,4)、さらにOFDM信号帯域内の回り込み伝送路特性を推定した結果からOFDM信号帯域外の回り込み伝送路特性を外挿し(3,4)、外挿した回り込み伝送路特性を用いてOFDM信号帯域内ばかりなくOFDM信号帯域外の回り込みもキャンセルする(5)ことで、強い回り込みが存在する場合に問題となるOFDM信号帯域外における発振を防止して、安定的な放送波中継によるSFNを実現するものである。
請求項(抜粋):
OFDM信号のデジタル伝送で、放送波中継による単一周波数ネットワークを実現するため、中継放送所の受信アンテナで受信された回り込み波をキャンセルする中継放送所に設けられた回り込みキャンセラであって、前記中継放送所の受信アンテナで前記回り込み波と加算され受信された親局波から前記回り込み波の複製を減算して親局波のみを出力する減算器と、回り込み観測信号を入力させその出力に前記回り込み波の複製を出力させるFIRフィルタと、前記回り込み観測信号をまた入力させその出力に前記FIRフィルタに印加すべきFIRフィルタのフィルタ係数を生成して出力させるフィルタ係数生成回路とを具えた回り込みキャンセラにおいて、前記フィルタ係数生成回路が:受信したOFDM信号を直交復調し複素ベースバンドOFDM信号を出力する直交復調回路と;該直交復調回路の出力である複素ベースバンドOFDM信号をFFTするFFT回路と;該FFT回路の出力からOFDM信号帯域内の回り込み伝送路特性を推定し出力するキャンセル残差演算回路と;該キャンセル残差演算回路の出力であるOFDM信号帯域内の回り込み伝送路特性をもってOFDM信号帯域外の回り込み伝送路特性を外挿することでOFDM信号の周波数帯域幅よりも広い帯域幅の回り込み伝送路特性を出力する周波数帯域拡張回路と;を具え、該周波数帯域拡張回路出力の回り込み伝送路特性をもってOFDM信号帯域幅よりも広い周波数帯域に対して回り込みをキャンセルできるよう構成したことを特徴とする回り込みキャンセラ。
IPC (4件):
H04J 11/00 ,  H03H 17/06 635 ,  H04B 7/015 ,  H04B 7/15
FI (4件):
H04J 11/00 Z ,  H03H 17/06 635 B ,  H04B 7/015 ,  H04B 7/15 Z
Fターム (16件):
5K022DD00 ,  5K022DD13 ,  5K022DD19 ,  5K046BA00 ,  5K046BB00 ,  5K046EE37 ,  5K046EE57 ,  5K046EF11 ,  5K046PP00 ,  5K072AA00 ,  5K072AA22 ,  5K072AA28 ,  5K072BB14 ,  5K072CC00 ,  5K072CC33 ,  5K072DD15
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • 波形等化器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-039617   出願人:株式会社東芝
  • 周波数帯域分割型反響消去装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-208547   出願人:日本電信電話株式会社
  • 伝搬路推定器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-265815   出願人:沖電気工業株式会社
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