特許
J-GLOBAL ID:200903012564201883
分光測光医療器用の改良電子光学センサー
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
斉藤 侑 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-500702
公開番号(公開出願番号):特表平9-501074
出願日: 1994年05月11日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】分光測光タイプの患者検査装置のセンサー(10)が、電子光学光源(14)と検出器(16,18)とを個々の関係位置に位置決めする一体のソケット状取り付けベース(32,32a,32b)を形成している不透明な材料の薄く、屈曲性で、伸長した支持フレーム(22)を有し、さらに、この支持フレームが各前記電子光学構成要素と整置された光路(30,30’,30”)を形成している。薄い金属の部材(24,34)が前記フレームの各側部の上に置かれ、電子光学構成要素を電気ノイズ発生界からを遮蔽し、なじみ易い外面カバー(12)が患者と接触する片側の前記遮蔽物の上に置かれている。前記カバーの上の接着剤の外層がセンサーを患者に固定する。カバーと遮蔽物とは、電子光学構成要素から出入する光の通路の、電子光学構成要素と整置した開孔(24a,24b)を有する。光源と検出器は固体素子で、これらはリードフレーム組み立て体に取り付けられ、それらを被覆する、光学的に透明なレンズ状の付着物を有する。
請求項(抜粋):
排他所有権と特権が請求される本発明の実施態様は、以下のように定義される。1. 分光測光タイプの臨床検査装置の電子光学センサーにおいて:少なくとも一組の一体の取り付けベースを有する、薄い、屈曲性の、軽量な、伸長した支持フレームにして、それぞれが、個々の関係のある位置と方位にある光学的光源と検出器とを有する一組の電子光学構成要素の個々の一つを分離して受容しかつ位置決めするために固有の形状を呈し、前記一体の取り付けベースが、その対応する電子光学構成要素をぴったりと受容する、直径が変化しているカップ状でほぼ環状の壁を有する前記支持フレームと;各前記構成要素を前記取り付けベースのその各一つの受容位置に固定する手段と;前記支持フレームに沿って伸長している複数の分離した屈曲性の電導体にして、各前記電導体が前記構成要素の一つへ接続され、前記構成要素を作動のため活性化する前記電導体と;前記検出器を電気的および磁気的ノイズの周囲の発生源から少なくとも遮蔽する手段と;および前記支持フレーム、前記取り付けられた構成要素、電導体、および遮蔽手段の上に配置された柔軟になじみ易い外面カバーにして、前記カバーが、前記光源からの光の前記センサーの外方への通過と前記センサーを越えて前記検出器による発生した光の受容とのために、前記構成要素上に置かれた光通過部分を有している前記カバー;とを組み合わせて含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。2. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが前記光源により出射された光に対し実質的に不透明である材料で構成していることを特徴とする前記電子光学センサー。3. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが電気絶縁性材料で構成していることを特徴とする前記電子光学センサー。4. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが前記光源により出射された光と周囲光とにも実質的に不透明である材料で構成しており、従って、相互からおよび周囲光から電子光学構成要素を光学的に絶縁することを特徴とする前記電子光学センサー。5. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが少なくとも前記検出器と直接に隣接しかつこれと一直線上に配置された一体の光路を形成する手段を有することを特徴とする前記電子光学センサー。6. 請求の範囲第5項に記載の電子光学センサーにおいて:前記光路の一つが前記検出器からそれに向かい合う端部の先端へ傾斜して外方へ散開して伸長している外周壁を有することを特徴とする前記電子光学センサー。7. 請求の範囲第5項に記載の電子光学センサーにおいて:前記光路が前記支持フレームにより境界が設定され、かつ一体に形成されている外周壁を有することを特徴とする前記電子光学センサー。8. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記フレームが前記電子光学構成要素の厚さの約3〜10倍程度に過ぎない厚さを有することを特徴とする前記電子光学センサー。9. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記フレームが前記電子光学構成要素を受容しかつ位置決めする一体に形成されたソケット状凹部を形成し、前記凹部が前記カップ状でほぼ環状の壁を有することを特徴とする前記電子光学センサー。10. 請求の範囲第9項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが少なくとも前記検出器と直接に隣接しかつこれと一直線上に配置された一体の光路を形成する手段を有することを特徴とする前記電子光学センサー。11. 請求の範囲第10項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが相対して配置された側部を有し、前記ソケット状凹部が前記側部の第一の側部において前記フレームから外方へ開いており、前記光路が前記第一側部から前記ソケット状凹部へ接近するためにそのほかの側部の外方へ開いていることを特徴とする前記電子光学センサー。12. 請求の範囲第11項に記載の電子光学センサーにおいて:前記光路が前記支持フレームにより境界が設定され、かつ一体に形成されている外周壁をゆうすることを特徴とする前記電子光学センサー。13. 請求の範囲第12項に記載の電子光学センサーにおいて:前記光路と凹部との位置における前記フレームの全体の厚さが前記検出器構成要素の厚さの約6〜10倍の程度に過ぎないことを特徴とする前記電子光学センサー。14. 請求の範囲第11項に記載の電子光学センサーにおいて:さらに、前記構成要素をその各凹部に密封するために前記第一側部から前記ソケット状凹部を実質的に充填する手段を有することを特徴とする前記電子光学センサー。15. 請求の範囲第14項に記載の電子光学センサーにおいて:前記充填手段が少なくとも周囲光に対しほぼ不透明な材料を含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。16. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが外部の変形力がない場合自己形状保持であるに十分な曲げ強度を有するが、弱い手の力を受けて弾性的に側方へ撓むに十分な屈曲性も有することを特徴とする前記電子光学センサー。17. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが縦軸方向へ伸長している側部を有する露出部材と垂れ下がりに耐えるために前記側部を相互接続しているクロスメンバーとを含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。18. 請求の範囲第17項に記載の電子光学センサーにおいて:前記支持フレームが成型されたゴム弾性部材を含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。19. 請求の範囲第9項に記載の電子光学センサーにおいて:前記電子光学構成要素が光学的透過性本体内に配置された電気的に駆動される光応答要素を有し、前記本体がほぼ相補的大きさと形状であり、前記カップ状でほぼ環状の壁に対し前記ソケット状凹部内に受容されることを特徴とする前記電子光学センサー。20. 請求の範囲第19項に記載の電子光学センサーにおいて:さらに、前記光学的透過性の構成要素本体をその各凹部内に保持する手段を有することを特徴とする前記電子光学センサー。21. 請求の範囲第20項に記載の電子光学センサーにおいて:前記保持手段が前記カップ状でほぼ環状の壁を形成している前記ソケット状凹部の周囲部分の少なくとも一部を含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。22. 請求の範囲第21項に記載の電子光学センサーにおいて:前記保持手段がさらに接着剤を含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。23. 請求の範囲第19項に記載の電子光学センサーにおいて:さらに、前記構成要素をその各凹部に密封するために前記光学的透過性構成要素により占有されていない前記ソケット状凹部の部分を実質的に充填する手段を有することを特徴とする前記電子光学センサー。24. 請求の範囲第23項に記載の電子光学センサーにおいて:前記充填手段が少なくとも周囲光に対しほぼ不透明な材料を含んでいることを特徴とする前記電子光学センサー。25. 請求の範囲第1項に記載の電子光学センサーにおいて:前記電子光学構成要素が、それぞれ薄い電導性リードフレーム部材へ物理的に取り付けられかつ電気的に接続された、少なくとも一つの電気的に駆動される光応答要素を有し、前記屈曲性電導体が前記リードフレーム部材へ接続されていることを特徴とする前記電子光学センサー。26. 請求の範囲第25項に記載の電子光学センサーにおいて:前記リードフレームの少なくとも数部分とその取り付けられた光応答要素とが一体構造として光学的透過性本体内に配置されていることを特徴とする前記電子光学センサー。27. 請求の範囲第9項に記載の電子光学センサーにおいて:前記ソケット状凹部が外先端で終端し、前記遮蔽手段が、前記電子光学構成要素を受容する前記ソケット状凹部の少なくとも幾つかに横たわりかつ前記凹部の前記外先端にぴったりした形状をなしているシート状部材を有することを特徴とする前記電子光学センサー。28. 請求の範囲第27項に記載の電子光学センサーにおいて:前記ソケット状凹部が、前記第一側部から前記凹部へ接近するために、前記光路に相対して配置された第一側部において前記フレームから外方へ開いており、前記シート状遮蔽部材が前記凹部とそれに配置された電子光学構成要素とに横たわりかつ被覆していることを特徴とする前記電子光学センサー。29. 臨床患者の検査に使用される、少なくとも光学的光源と検出器とを有する電子光学構成要素を有する分光測光タイプ装置用の電子光学センサーにおいて:前記構成要素を所定の関係位置に受容しかつ取り付ける、薄く、ほぼ平坦で、軽量の縦軸方向に屈曲する支持部材を含み、前記支持部材が露出形態の一個に成型された構造を含んでいることを特徴とする改良。30. 請求の範囲第29項に記載の改良において:前記支持フレームが少なくとも前記検出器と直接に隣接しかつこれと一直線上に配置された一体の光路を形成する手段を有することを特徴とする前記改良。31. 請求の範囲第30項に記載の改良において:前記光路が前記検出器から傾斜して外方へ散開して伸長している少なくとも数個の部分を有する外周壁を有することを特徴とする前記改良。32. 請求の範囲第29項に記載の改良において:前記フレームが前記電子光学構成要素を受容しかつ位置決めする一体に形成されたソケット状凹部を形成していることを特徴とする前記改良。33. 請求の範囲第32項に記載の改良において:前記支持フレームが少なくとも前記検出器と直接に隣接しかつこれと一直線上に配置された一体の光路を形成する手段を有することを特徴とする前記改良。34. 請求の範囲第33項に記載の改良において:前記ソケット状凹部が、相対する側部から前記凹部へ接近するために、前記光路に相対して配置された前記側部において前記フレームから外方へ開いていることを特徴とする前記改良。35. 請求の範囲第34項に記載の改良において:前記光路と凹部との位置における前記フレームの全体の厚さが前記検出器構成要素の厚さの約6〜10倍の程度に過ぎないことを特徴とする前記改良。36. 請求の範囲第29項に記載の改良において:において:前記支持フレームが外部の変形力がない場合自己形状保持であるに十分な曲げ強度を有するが、弱い手の力を受けて弾性的に側方へ撓むに十分な屈曲性も有することを特徴とする前記改良。37. 請求の範囲第29項に記載の改良において:臨床患者の検査に使用される、少なくとも光学的光源と検出器とを有する電子光学構成要素を有する分光測光タイプ装置用の電子光学センサーにおいて:前記電子光学構成要素が光学的透過性本体内に配置された電気的に駆動される光応答要素を有し、前記本体がほぼ相補的大きさと形状であり、前記センサーにより形成されたカップ状取り付け凹部内に入れ子関係に受容されることを特徴とする前記改良。38. 請求の範囲第37項に記載の改良において:前記電子光学構成要素が、それぞれ薄い電導性リードフレーム部材へ物理的に取り付けられかつ電気的に接続された、少なくとも一つの電気的に駆動される光応答要素を有し、前記光学的透過性本体が前記リードフレーム部材の少なくとも数個の部分の上に配置されていることを特徴とする前記改良。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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特開昭61-141345
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特開昭63-063430
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特開平4-126134
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