特許
J-GLOBAL ID:200903012647299796

摩擦車式無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-318422
公開番号(公開出願番号):特開平7-167240
出願日: 1993年12月17日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 無段変速ユニットを予備組み立て可能にして、摩擦車式無段変速機の組み立て性を向上させると共に、自動組み立てを可能にする。【構成】 パワーローラ17,18は主軸線O1 上の入出力コーンディスク間で摩擦係合により動力の受渡しを行い、ピストン28,29によりトラニオン19,20を介し、またリンク21,22による同期作用のもと、首振り軸線O3 方向に変位される時、同軸線周りに首振りして無段変速を行う。ところで当該無段変速ユニットは、ピストン28,29を除いて、リンクサポート24に予備組み立てし、この予備組み立て体を変速機ケース1内に一端開口より挿入後、変速機ケース内にボルト27で取着し、その後ピストン28,29を変速機ケースに外側から嵌合して、このピストンをトラニオン19,20に結合する。
請求項(抜粋):
主軸上に対向配置した入出力ディスクと、これら入出力ディスク間で摩擦係合により動力の受渡しを行うよう、該入出力ディスクの回転軸線周りに配置された複数の摩擦車とよりなる無段変速ユニットを、変速機ケース内に収納し、各摩擦車を回転自在に支持した摩擦車支持部材を個々にピストンで、摩擦車の回転軸線と直行する首振り軸線方向へ同期してストロークさせることにより、各摩擦車の首振りを生起させて変速を行うと共に、摩擦車支持部材の隣合う端部同士を相互に、前記ストロークの同期が補償されるよう、中央が変速機ケースに枢支されたリンクにより連結させた摩擦車式無段変速機において、前記ピストンを変速機ケースに外側から嵌合すると共に、このピストンおよび前記摩擦車支持部材間を、変速機ケースの内側において分離可能に結合し、前記変速機ケース内に一端開口より軸直角のまま挿入して取着可能なリンクサポートを設け、該リンクサポートに前記主軸が貫通する透孔を形成すると共に前記各リンクの中央を枢支して、該主軸上で入出力ディスクが相互に接近する方向に締め上げることにより、前記ピストンを除いて無段変速ユニットを前記リンクサポートに予備組み立てし得るようにし、この予備組み立て体を前記変速機ケース内に一端開口より挿入後、前記リンクサポートを変速機ケース内に軸直角な状態で取着し、その後前記ピストンを変速機ケースに外側から嵌合して、このピストンを前記摩擦車支持部材に結合したことを特徴とする摩擦車式無段変速機。

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