特許
J-GLOBAL ID:200903012651958036

高純度炭化水素-フェノール樹脂の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前島 肇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-369678
公開番号(公開出願番号):特開平11-199659
出願日: 1997年12月29日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 触媒残渣および未反応フェノール類を簡便かつ効率的に除去して、不純物残存量の少ない炭化水素-フェノール樹脂を製造する方法を提供する。【解決手段】 (I)フリーデル-クラフツ触媒を用い、不飽和炭化水素化合物とフェノール類とを反応させて炭化水素-フェノール樹脂を生成させる工程、(II)反応液を無機塩基により中和して触媒を失活させる工程、(III)上記で得られた触媒残渣を含む樹脂溶液に吸着水を含む粉体を加えることにより、中和の際に生成した錯体を触媒成分とフェノール類とに加水分解する工程、および(IV)触媒成分、フェノール類および溶剤をそれぞれ除去する工程からなる炭化水素-フェノール樹脂の製造法。
請求項(抜粋):
次の工程(I)ないし(IV)からなる高純度炭化水素-フェノール樹脂の製造法。(I)フリーデル-クラフツ触媒の存在下に、炭素-炭素二重結合を2個以上有する不飽和炭化水素化合物とフェノール類とを反応させることにより炭化水素-フェノール樹脂を製造する工程、(II)反応液を塩基、好ましくは無機塩基により中和して触媒を失活させる工程、(III)上記で得られた触媒残渣を含む炭化水素-フェノール樹脂の溶液に吸着水を含む粉体を加えることにより、前記中和処理の際に生成した錯体を加水分解して、固体の触媒成分とフェノール類とに分離する工程、および(IV)析出した触媒成分、フェノール類および溶剤をそれぞれ除去する工程

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