特許
J-GLOBAL ID:200903012698594156

サブバンド符号器を有する符号化システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-233700
公開番号(公開出願番号):特開平5-227039
出願日: 1992年09月01日
公開日(公表日): 1993年09月03日
要約:
【要約】【目的】 第一と第二の信号成分から構成される広帯域デジタル信号をサブバンド符号化するためのサブバンド符号器を含む符号化システムの改善。【構成】 少なくとも第一と第二の信号成分(左と右)により構成される広帯域デジタル信号をサブバンド符号化するため、サブバンドに分割され、あるサブバンド(m) におけるサブバンド信号成分は、あるビット数(nmr,nml )により表されるq個の標本から成る信号ブロックにより構成され、手段7により実行されるビット割り当て段階の間に、手段(16.l, 16.r)において決定されたビット要求(bmr,bml) の関数として得られ、決定手段は、サブバンドSBm 内の信号成分lの一信号ブロックへのビット割り当てに先立ち、この信号ブロックへのビット要求bmlには無関係に、ビットを初期割り当てすべきかどうかが決定できる。
請求項(抜粋):
少なくとも第一の信号成分と第二の信号成分とにより構成され、その各々は特定の標本化周波数Fs により標本化される広帯域デジタル信号、例えばデジタル・ステレオ音声信号、をサブバンド符号化するためのサブバンド符号器を有する符号化システムであって、このサブバンド符号器は、この広帯域デジタル信号に応答して、標本化周波数の減少という手段によって、M個のサブバンド信号を何組か生成するための信号分割手段を含み、この信号分割手段は、この目的のために、mを1≦m≦Mとするとき、周波数と共に増大するバンド番号mを有する連続した複数のサブバンドに、上記広帯域ディジタル信号を分割し、そこでは各サブバンド信号は少なくとも第一の信号成分と第二の信号成分とにより構成され、上記符号化システムは更に、サブバンドSBm における第一のサブバンド信号成分と第二のサブバンド信号成分とを、順次ブロックごとに量子化するための量子化手段を含み、量子化されたサブバンド信号の各信号成分は連続した信号ブロックを有し、各信号ブロックにはq個の標本が含まれ、サブバンドSBm における第一の量子化サブバンド信号成分と第二の量子化サブバンド信号成分との対応する信号ブロック中のq個の標本は、それぞれnm1ビット及びnm2ビットで表され、上記量子化手段は、こうするために、これらのサブバンドにおける対応する信号ブロックに対するビット要求bを決定するために、ビット要求決定手段を有し、このビット要求bは、サブバンドSBにおける信号ブロック内の標本を表すべきビット数に関連するものであり、また上記量子化手段は、サブバンドSBm 内の対応する信号ブロックに対してビット数の値nm1及びnm2が得られるように、ビット要求決定手段でビット要求が決定されるとそのビット要求に応じて、サブバンドにおける信号ブロックごとにそのブロック内の標本に、利用し得るビットの量を割り当てるためのビット割り当て手段を含んで成る符号化システムにおいて、上記量子化手段は決定手段を有し、該決定手段は、信号ブロック内の標本へのある数のビットの初期割り当てが、該信号ブロックに付属し且つビット要求決定手段で決定されたビット要求とは無関係に、上記ビット割り当て手段内で実行されるべきか否かを、サブバンドSBm 中の第一のサブバンド信号成分の信号ブロックに対して決定するように、且つその決定に応じて第一制御信号を発生するように設定されて成ること、及び上記ビット割り当て手段は、この第一制御信号に応答して、その信号ブロックの標本に対して、ある数のビットを初期割り当てするように、そしてまた、サブバンドSBm 中の少なくとも第二の信号成分の対応する信号ブロックの標本に対しても同様に、少なくとも第二のサブバンド信号成分の対応する信号ブロックのビット要求とは無関係に、ある数のビットを初期割り当てするように設定されて成ることを特徴とする符号化システム。
IPC (2件):
H03M 7/30 ,  H04B 14/04

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