特許
J-GLOBAL ID:200903012739310087
燃料電池の駆動装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-075713
公開番号(公開出願番号):特開平7-282832
出願日: 1994年04月14日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 各ガス拡散電極表面及び固体高分子電解質膜の濡れ状態に応じて各ガス拡散電極に供給するガスの加湿状態を制御する燃料電池の駆動装置を提供する。【構成】 燃料電池のアノード2側には、白金線7の一方端が燃料電池のアノード2に接触しない位置で、固体高分子電解質膜1に接触するように保持されている。この接触部分10が基準電極のアノード22となり、同時に白金線7は燃料ガスである水素ガスにも触れている。また、白金線7の他端は、燃料電池のアノード2側及びカソード3側のセパレータ4にそれぞれ接続され、各セパレータ4はカソード14a、14bとなる。更に、アノード側とカソード側との間の電圧V3 を計測し、高分子電解質膜1とアノード2及びカソード3のインピーダンスも計測している。従って、電圧V1 、V2 、V3 の値とインピーダンスの値とを組み合わせることによって、固体高分子電解質膜1等の濡れ状態を検出できる。
請求項(抜粋):
固体高分子電解質膜を2枚のガス拡散電極で挟んでなるセルを少なくとも1つ以上有する固体高分子型燃料電池において、前記電解質膜に当接するように基準電極を配設し、前記基準電極と水素ガス拡散電極とのエネルギーポテンシャルを測定する第1測定手段と、前記基準電極と酸素ガス拡散電極とのエネルギーポテンシャルを測定する第2測定手段と、前記水素ガス拡散電極と前記酸素ガス拡散電極とのエネルギーポテンシャルを測定する第3測定手段と、前記水素ガス拡散電極と前記酸素ガス拡散電極との導電度を測定する導電度測定手段と、前記第1測定手段と第2測定手段と第3測定手段によって測定された各エネルギーポテンシャルの測定値を基に各ガス拡散電極及び各ガス拡散電極に接する固体高分子電解質膜の濡れ状態を検出する検出手段と、を有し、検出された濡れ状態に応じて少なくとも前記水素ガス拡散電極または酸素ガス拡散電極に供給するガスの加湿状態を制御することを特徴とする燃料電池の駆動装置。
IPC (2件):
前のページに戻る